令和5年8月1日から10月31日まで実施したガラスバッジの測定結果について、町全体の集計をまとめ、専門家で構成される福島県「放射線と健康」アドバイザリーグループへ測定結果と被ばくを避ける方法について助言を依頼し、次のコメントをいただきましたので報告します。
配布・回収:測定希望者42名に配布、回収した結果の集計になります。(回収率100%)
測定結果・割合:最低値は未検出、最高値は0.1mSv。
※mSv…ミリシーベルト
■結果数値の見方について
・個人追加被ばく線量の表示が「X(エックス)」の場合、検出限界未満であることを示します。
・個人追加被ばく線量の数値は、小数点以下第2位を四捨五入したものです。
(例)0.05mSv以上0.15mSv未満⇒0.1mSvと表示
・自然放射線は除いた外部被ばく線量を示す数値です。
■アドバイザリーグループからのコメント
1.測定結果について
今回の測定は、現状における約3か月間の積算線量を把握するためのものでしたが、健康への影響が心配されるレベルの線量の方はいませんでした。
2.日常生活のうえで被ばくを避ける具体的な方法について
日常生活で外部被ばくを避けるには、放射性物質から離れること、空間線量率が高い場所にいる時間を短くすることが効果的です。現状の線量は健康への影響を考慮しなければならないレベルよりも十分に低いですが、さらに線量を下げることを希望される場合、自宅など日常生活で長時間生活する場所の線量を細かく計測してみてもよいかもしれません。
また、内部被ばくを避ける方法については、福島県では食品中の放射性セシウムについて現在も放射性物質検査を実施しており、基準値を超えるものは市場に出回ることはありません。
ただし、自分で作った野菜や採取した野生のきのこ類、山菜などで線量が気になる場合は、お住まいの市町村に相談のうえ測定してみてはいかがでしょうか。
問合せ:ほけん課保健係
【電話】585-2783
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