1 フレイルとは
加齢とともに、心と体の働きが弱くなってきた状態のこと。早めの対策で予防や改善ができ、健康寿命を延ばします。人生100年時代をいつまでも自分らしく歩んでいくために、フレイル予防をはじめましょう。
2 予防のポイント
人とつながる」、「体を動かす」、「いろいろ食べる」です。楽しむことを大切に、できることを続けていきましょう。
■社会参加
つながる フレイル予防
◇できるだけ外出や交流をしよう
地域に出て人とつながり、生きがいや楽しみ、目標などを持ち続けることがフレイル予防には大切です。
趣味の集まりやボランティア活動、スポーツ、友人とのおしゃべり、仕事など、外と関わる機会をたくさん持ちましょう。家庭の中で役割を持って暮らすことも社会参加の一つです。
◇できることから社会参加を!
・外出しよう
・友人・知人と交流する
・やりがいのある活動に参加しよう
■運動
動く フレイル予防
◇今より10分多く、できる範囲で元気に動こう
運動は、筋力向上のほか、食欲や心の健康にも良い影響があります。「座りっぱなしの時間を減らす」を合言葉に、座ったままできる体操をしたり、近所の用事は歩いて行ったり、なるべく階段を使ったりしてみましょう。日常生活で続けられるものを、無理なく安全に行うことが大切です。
◇体幹に効く筋トレ
片ひざ立ち
(1)両ひざ立ちの姿勢から片ひざ立ちになり、バランスを取る。反対側も同様に取り組む。
(2)不安定な場合は、片側に椅子などを用意してつかまる。
■栄養
食べる フレイル予防
◇たんぱく質を中心にいろいろ組み合わせて食べよう
・3食しっかりととりましょう。
・多くの種類の食品を組み合わせて食べましょう。
フレイル予防には、多様な栄養素が必要です。たんぱく質を中心に、いろいろな食品を組み合わせましょう。肉や魚などのたんぱく質は、1日に食べる量が同じでも、夕食に偏って食べた場合より、朝昼夕それぞれに食べた方が、筋肉が多く作られることがわかっています。
毎日なるべく12種類を取り入れることを心がけましょう
■口腔
オーラルフレイル
◇しっかり噛んで、しっかり食べよう
オーラルフレイルとは、お口まわりのフレイルのことです。
会話がしづらいことで人との交流が減ったり、食欲低下や食べ物の偏りに繋がったりして、全身のフレイルの危険を高めます。オーラルフレイルの始まりは、滑舌が悪くなる、食べこぼす、わずかにむせる、口が渇くなどささいなものです。お口のささいな衰えは見逃しやすいため、普段から気にかけることが大切です。
◇食後の歯磨き
食後の歯磨きを習慣づけ、お口を清潔に保ちましょう。義歯の清掃もとても大切です。
問合せ:福島県保健福祉部 健康づくり推進課
〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16(西庁舎7階)【電話】024-521-7165【HP】https://www.pref.fukushima.lg.jp
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