■“日本一元気な町づくり” ふる里復興・創生「創出の年」―いのちを守り、人を活かし・未来をつくる町―
令和6年第3回広野町議会定例会が9月10日から13日までの会期で開催されました。
会期初日には、遠藤町長が第2回定例会(6月開催)以降の町政経過報告を行いました。町民のみなさんにお伝えしたいことがたくさん盛り込まれていますので、主な内容の抜粋を掲載します。
◇総務課
6月13日、学校法人沼津学園桐陽高等学校1年生及び教職員約100名が来町し、広野町老人クラブ会員と交流会を開催するとともに、広野駅東側の「沼津の杜公園」において河津桜の植樹や公園の除草作業を行いました。広野町と学校法人沼津学園との交流は今回で15回目となります。
6月18日、広野駅環境美化推進協議会が主催する美化活動が、広野駅周辺で行われました。当日は、厳しい暑さの中、同協議会の根本会長をはじめ、JR職員OBや町職員など約80人が参加し、広野町の玄関口である駅前や駅構内の除草作業に取り組みました。
◇復興企画課
7月17日から18日にかけて、町及び議会との合同要望として、第二期復興・創生期間後における被災地の支援継続、予算の確保、福島イノベーションコースト構想の推進、移住・定住やカーボンニュートラルへの支援などについて、平木大作(ひらきだいさく)復興副大臣、岩田和親(いわたかずちか)経済産業副大臣、国定勇人(くにさだいさと)環境大臣政務官、根本匠(ねもとたくみ)自由民主党東日本大震災復興加速化本部長、橘慶一郎(たちばなけいいちろう)事務局長、吉野正芳本部長代理に要望いたしました。また、東京電力ホールディングス株式会社 小早川智明(こばやかわともあき)代表取締役社長に対し、安心・安全、着実な廃炉の推進について要望活動を行いました。
7月21日、「童謡の里づくりのまち協定」を締結している兵庫県たつの市において、第40回童謡の祭典が開催され、「合唱団めじろたち」と共にご招待を受け参加いたしました。第1部では、たつの市の合唱団体が日ごろの活動の成果を発表し、第2部では歌手によるコンサートが開催されました。「合唱団めじろたち」は特別ゲストとして、第1部で広野生まれの童謡を3曲披露し、実りある地域間交流が図られました。
7月28日、早稲田大学ふくしま浜通り未来創造リサーチセンター主催、第14回ふくしま学(楽)会が、県立ふたば未来学園中高一貫校をメイン会場として、リモートと合わせて約150名の参加者のもと開催されました。福島第一原子力発電所の廃炉や浜通り地域社会の将来像について、早稲田大学、明治大学の学生や専門家、地元企業の代表者、ふたば未来学園の高校生らが登壇し、福島浜通りにおける人材育成、「学びの場」の創出など、対話を通じた参加者との意見交換が行われました。
8月20日、スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップがJヴィレッジをメイン会場に、広野産バナナ、楢葉産さつまいも、富岡産パッションフルーツ、大熊産キウイフルーツのそれぞれを材料に、全国の高校生がスイーツを製作し、高校No.1パティシエを決定する大会が開催されました。応募総数721件、学校数110校の中から書類審査を通った12校が本番に臨み、バナナ部門では熊本県の私立慶誠(けいせい)高校が製作したバナナタルトが優秀賞となりました。
8月23日、24日、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)主催の福島第一原子力発電所事故に伴う原子力損害第五次追補に係る住民説明会が開催されました。はじめに、主催者から原子力賠償の概要について説明があり、その後、個別相談会が行われ、7名の方の参加がありました。
8月25日、第8回福島第一廃炉国際フォーラムが川内村小中学園で約200名の参加のもと開催されました。福島第一原子力発電所の廃炉を着実に進めていくため、国内外に対して正確性と透明性をもった情報発信が求められ、地元住民との丁寧な議論が続けられました。今般の開催は、福島第一原子力発電所廃炉に伴うALPS(アルプス)処理水が放出から1年後であり、原子炉内のデブリ取り出しが開始される時期にあたったことから、主催のNDFや経済産業省、IAEAやOECDなどの国際機関、当事者の東京電力ホールディングス株式会社福島第一廃炉推進カンパニーによる見解と説明がなされ、参加者との意見交換がなされました。
◇町民税務課
7月9日、双葉地区保護司会が、双葉地区更生保護女性会、福島大学、広野中学校及びふたば未来学園生徒の協力を得て、犯罪や非行を防止し、安全で安心して暮らすことができる明るい地域社会を築くこと等を目指し、広野中学校、ふたば未来学園の校門前、ひろのてらす、広野町役場において生徒並びに地域住民を対象として「第74回社会を明るくする運動」啓発活動を実施しました。
8月12日、「広野町サマーフェスティバル2024」の開催に合わせ、広野町人権擁護委員3名によりイベント会場内において、来場者を対象として人権に関するリーフレット等を配布し、人権啓発活動を実施しました。
◇健康福祉課
7月2日から6日までの5日間、保健センターにおいて、総合検診を実施しました。受診者数は、国保特定健康診査379人、後期高齢者健康診査275人、社保被扶養者特定健康診査62人、その他の検診10人、合計726人でした。受診されなかった方の受診機会として8月25日の日曜日に検診日を設けるとともに、国保特定健康診査の未受診者に対して受診勧奨通知を行い、受診率の向上を図りました。
また、7月1日から10月31日にかけて、乳がん検診・子宮がん検診について、広野町保健センター及びいわき市の医療機関において実施しております。
7月8日から10日までの3日間、広野町社会福祉協議会事務局長、健康福祉課長及び健康福祉課保健師の3名で、能登半島地震で被害が甚大であった石川県志賀町の社会福祉協議会地域支え合いセンターを訪れ、被災者支援活動を行いました。
9月4日、令和6年度広野町敬老会を町中央体育館において開催し、結婚50周年を迎えられた5組のご夫妻へ福島民報社とともに金婚夫婦表彰を行い、最高齢者および満85歳以上の高齢者に対して記念品の贈呈を行いました。敬老会終了後には余興を開催し、来場された高齢者の皆様は、楽しい一時を過ごしました。
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