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令和6年度 広野町施政方針 いのちを守り、人を活かし、未来をつくる町(4)

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福島県広野町

◇グローバル人材を育成する教育の推進
グローバル人材を育成する教育の推進につきましては、語学力やコミュニケーション能力を育成する環境の充実を図るため、外国語指導助手を活用した英語教育に加え、中学校において異文化交流、国際理解や国際協調の学びを目的とした東日本国際大学との交流事業(グローバル・デイ)並びに小中学校児童生徒のブリティッシュヒルズ異文化交流宿泊体験事業を小学校5年生から中学校2年生まで連続した4年間に拡充して実施します。

◇地域と学校が協働する学びの創造
地域と学校が協働する学びの創造につきましては、中学校において、地域の人的・物的資源を活用し、映像制作を通して「ふるさと広野町」の良さを再発見し、伝統と文化を見つめ直すことで、広野町の未来と地域の復興に貢献できる子どもたちの育成を目的とした「ふるさと創造学」に取り組みます。令和3年度に作成した地域学習用副読本(小学生向け)を契機とし、地域の人的・物的資源を活用しながら、子どもたちが地域の事象や歴史的背景等を学ぶことができるようにします。コミュニティ・スクールを展開することで、学校と家庭、地域住民、社会教育機関等が、学校内外の活動において有機的に協働し、学校を核とした地域社会全体で子どもを育む環境の整備に取り組みます。

◇学びのセーフティネットの構築
学びのセーフティネットの構築につきましては、特別な支援を要する児童生徒一人一人に対し「個別の教育支援計画」を作成し、専門機関、スクールカウンセラー、支援員と連携を図りながら、個に応じた支援体制を構築します。校種間での連携を図り、切れ目のない支援体制が構築できるよう「個別の教育支援計画」の内容を年度末に見直し、次年度の活用につなげていきます。

◇環境対策
環境対策につきましては、現代の住民、そして未来の子どもたちが健康で安全、かつ快適な生活を営むことができる恵み豊かな環境の確保に向け、環境の保全等に関する基本的な施策を総合的かつ計画的に実施することを目標として、「広野町環境基本計画」の策定に取り組みます。
各地区のごみステーションにおいて、指定ごみを収集日以外に出されている事案や不要となった家電等を空き地や林道敷に不法投棄している事案があります。家庭ごみ収集日カレンダーの配布、広報等によるマナー周知のほか、環境美化推進員による巡回・監視と広野町安心・安全ネットワーク会議における関連事業所等への注意喚起に取り組みます。
低炭素社会構築に向けた環境に優しいまちづくりの推進を図るため、住宅における一次エネルギー消費量の約3割を占める給湯設備の給湯負荷を低減し、光熱費と環境負荷を抑えることができる「節湯型(せつゆがた)シャワーヘッド」購入経費の一部を支援していきます。
燃料電池自動車や電気自動車等の次世代自動車の普及を促進し、地球温暖化対策の推進を図るため、次世代自動車及び電気自動車等充電設備について、導入経費の一部を支援していきます。

◇除染対策
除染対策につきましては、昨年度に引き続き、町民の放射線からの不安払拭並びに生活圏における放射線の状況について情報提供するため、一般家屋及び公共施設の敷地における環境放射線モニタリング調査を実施します。

◇生涯学習事業
公民館における生涯学習事業につきましては、人生100年時代をとらえ、多様化する社会教育や家庭教育に対処できる学びの場として、「ふるさと創生大学」、「ひろの元気教室」、「各種文化教室」、「五社山登山」、「集団対抗パークゴルフ大会」、「文化展」、「生涯学習発表会」、「Jヴィレッジハーフマラソン」等の文化活動並びにスポーツ活動を実施し、地域間及び世代間の交流を促進させ、併せて交流人口の拡大及び地域活性化へと取り組んでいきます。
令和4年4月に開設いたしました「文化交流施設ひろの未来館」につきましては、本年度は約3,000人の来館者にご利用いただきました。これからも地元で発掘された遺跡・文化財の展示等を工夫し、町民だけではなく多くの方に興味をもっていただき、地域の歴史について理解を深めてもらえるよう取り組んでいきます。
震災からの避難等により、青少年を取り巻く社会環境も大きく変化し、次代を担う青少年が地域の中で、心身ともに健康で社会に参画できるよう青少年の健全育成を町民総ぐるみで推進していきます。

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