◆「第2回関係人口サミット~関係人口の可能性~」に参加してきました。
広野暮らし相談窓口「りんくひろの」相談員の大森です。5月31日(金)に富岡町学びの森で開催された「第2回関係人口サミット~関係人口の可能性~」に参加してきました。昨年の第1回開催の参加に引き続き2回目の参加となりますが、今年の関係人口サミットは講演を聞くにとどまらず、参加者同士が意見交換する時間も設定されており内容の濃いプログラムとなっておりました。
そもそも「関係人口」とはどのような人々を指すかというと、「観光」以上「移住」未満、観光に来た「交流人口」でもなく、移住した「定住人口」でもなく特定の地域に関係性をもち、継続的に足を運び多様な形で関わる人々の事を総称して「関係人口」と呼んでいます。広野町も移住定住促進事業の一環として、地元企業への大学生インターンの受け入れなどを行い、広野町への「関係人口」創出を行っています。また、町内のNPO法人や団体で、県外の方との繋がりづくりを進め「関係人口」創出に取り組まれている方々もいらっしゃいます。
第1部の基調講演では「関係人口」の第1人者である『ソトコト』編集長の指出氏、青森大学社会学部准教授の石井氏から「関係人口」にまつわる具体的な事例などを聴くことができました。第2部のパネルディスカッションでは広野町内ホテルの代表者がパネリストとして登壇され、運営するホテルでの「関係人口」創出の取組を発表されていました。そのホテルでは、短期間の就労者を受け入れる事業に参画し、県外から広野町へ足を運ぶ人を増やしつつ、ホテル従業員の業務の補てんに役立てている事例を発表されていました。第3部の分科会では関係人口サミットに参加した方々が、基調講演された指出氏や石井氏、パネルディスカッションに登壇したパネリストと各テーマに対して直接意見交換いたしました。
移住には就労などで直接地域に住み始める方もいれば、「関係人口」のように地域と関係性を構築し最終的に移住する方と様々です。移住者を増やしていく取組の一つとして、長いスパンで考え、広野町という地域に対して「関係人口」と呼ばれるような人々を増やす取り組みを行っていくことも大切なのではないかと思いました。
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