昭和村史料探訪記 vol.48

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地域おこし協力隊　松尾　悠亮

◆小中津川名主家文書の紹介(4)下中津川尋常科卒業式と役場の写真
今月は、栗城義宏様から寄贈していただいた資料の中から昭和期の写真資料を紹介します。

1.尋常科卒業記念(昭和13年3月)
写真資料の中には、小学校の卒業写真が数点入っていました。それぞれ写っている人物からある程度年代は推測できますが、今回は年代が間違いなく分かる写真を紹介します。
「昭和十三年三月尋常科卒業記念」です(昭和13年は1938年)。坂下町の磯目写真館撮影。後ろに見える建物は現在の保育所の場所にあったという下中津川小学校と思われます。
当時の小学校は、現在と同じく6歳から就学し、義務教育として6年間尋常小学校(尋常科)に通うことになっていたそうです。尋常小学校を卒業した後、中には2年間の高等小学校(高等科)に通う人もいたそうです。当時の学制から考えて、この写真に写っている児童は、おそらく大正14年4月～大正15年3月に生まれた人だと推定できます。

2.昭和村役場関係者の写真(昭和20年代)
次に紹介する写真は、昭和村役場前で撮った役場関係者(村長・議員・役場職員)の集合写真です。写っている方の顔ぶれから昭和20年代の写真ではないかと推測されます。
後ろの建物(昭和村役場)は、当時、川向(現在の中学校の場所)にあったそうです。木造の建物です。そして、さらに奥に見える建物は、当時駐在所が入っていたと聞きます。
※画像など詳しくは本紙をご覧ください。