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令和6年3月議会 施政方針(2)

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福島県昭和村

■「生業と誇りある仕事を生むむら」について
認定農業者等を対象とした所得向上を図るとともに、地域農業の振興や活性化、農地の有効活用による耕作放棄地等の未然の防止などに取り組み、持続可能な営農体系の構築に努めていきます。
また、老朽化に伴う施設設備更新を支援することを通じて、有限会社グリーンファームの経営支援を行います。
農業従事者の高齢化や後継者不在などによる担い手不足、農産物の価格低迷などにより、これまでと同様の作物による営農の継続が困難になっていることから、今後も優良な農地を確保し耕作放棄地や遊休農地の発生を未然に防ぐため、景観形成作物の普及推進に取り組んでいきます。
有害鳥獣による被害軽減対策については、見回りや物品購入等に対する支援等を引き続き実施するとともに意見や情報の交換を行いながら、関係機関と連携を図り、持続可能な体制整備の構築に向けて積極的に支援していきます。
本村、柳津町、三島町等で構成する特定地域づくり事業協同組合については、地域担い手の通年確保や地域社会の維持・活性化を図るため、引き続き関係自治体と連携を図りながら、安定的な運用に向けた支援を行っていきます。
からむし織体験生事業については、令和6年度は、今年度実施した30周年を総括するシンポジウムやパネルディスカッションより浮き彫りとなった課題を整理し、今後の事業展開に生かすとともに、関係人口の拡大にも繋げていくほか、からむし栽培の技術承継のため、栽培に係る奨励制度を拡充していきます。
また、からむし工芸博物館では、奥会津7町村文化施設連携事業として、企画展「奥会津の冬」の実施するほか、村単独事業として、新収蔵品展や、地機学習会などを通して、からむしに触れる機会を引き続き提供していきます。
観光振興については、新年度においても、首都圏で開催されるイベント等に参加し、本村のPRを積極的に行うとともに、喰丸小と道の駅を観光拠点の核とし、季節毎のイベントを通じて、本村の魅力を発信する事業を展開し、賑わいを創出していきます。
また、新年度も草加市で開かれるイベントに参加する団体を支援するとともに、草加市民や草加市小学校の児童が、本村の自然や伝統文化、産業を体験する機会を通して、交流の活発化と友好関係をさらに発展させていきます。
このほか、本村が有する豊かな自然環境の保全・保護のため、水芭蕉としらかばの杜や、昭和の森キャンプ場敷地内の森林整備を行い、景観の保全を図るとともに、利用される方の利便性の向上を図り、地元の皆様や村民の方々にも足を運んでいただけるよう、魅力ある観光施設の整備に取り組んでいきます。

■「先端的過疎への挑戦」について
新年度においても、村民のデジタル活用の普及啓発をさらに進めるため、スマホ教室や相談会を集落ごとに開催するなど、デジタル技術をより身近に、より親しみを持っていただける取り組みを進めていきます。
このほか、電話やメール、LINEを利用し、小児科医・産婦人科医・助産師にいつでも、どこでも、誰でも、気軽に相談できる体制を整えるなど、専門医が不在の地域でも、安心して暮らし、安心して子育てができる取り組みを進めていきます。
さらには、昨年度開館した昭和村電子図書館の利用促進を進めるとともに、新たな電子書籍の購入や、村が権利を有する郷土資料などを電子書籍化して、蔵書数を増やし、充実した利便性の高い図書館運営を目指していきます。
また、昨年度に引き続き、除雪事務効率化のための除雪支援システム、有害鳥獣出没情報のビックデータ化の事業を継続するほか、一人暮らし高齢者の見守り実証事業を引き続き行い、その効果について検証し、実装に向けて検討してまいります。

■「選択と集中の行政運営」について
役場庁舎は建築から50年以上が経過し、老朽化が進むとともに耐震性も十分に確保されていないことから、可能な限り早期に、今後の庁舎の在り方の検討を進める必要があります。新年度は、地域住民や各団体等に参加していただく検討委員会を組織し、役場庁舎の方向性や基本的な計画などについて検討を行っていきます。
道維持管理については、路面の補修やガードレールの補修などや両原地区持石地内の日影橋橋梁補修工事を行うほか、公共下水道の維持管理については、新年度、公共下水道施設管理更新一体マネジメント方式導入の可能性について調査・検討を行うこととしております。

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