13年前の3月11日、東日本大震災は私たちの安全と安心を大きく脅かし、全国で甚大な被害をもたらしました。また、今年は能登半島地震が1月1日に発生し、全国に衝撃を与えました。
台風などの大雨災害と異なり、地震は時期を、時間を選びません。
常日頃からの備えが、私たちの暮らしを守るために重要です。
■「今」できる事前防災 身の周りを見てみましょう
▼Check! 今すぐできる地震防災チェックリスト
ご自宅や職場を確認しましょう
・棚や家具は固定されていますか?
・廊下など、部屋から玄関までに倒れて道をふさぐような家具や物を置いていませんか?
・寝る場所に、落ちてきたり倒れてきたりするものはありませんか?
・地震が発生したときにどこから、どうやって逃げるか想定していますか?
○家具の移動・転倒防止
・金具や支え棒でしっかり固定
・重いものは棚の下段
・家具の下に耐震用の粘着マットなどを敷く
POINT
ピアノなどキャスターがついている家具や冷蔵庫も確認しましょう。
○避難経路の確保
・倒れて扉がふさがる方向に家具を置かない
・室内はすっきり物は少なめに
POINT
部屋が多い場合は、玄関までの通路を確保しましょう。
○我が家のマイ避難・家族と話をする
「マイ避難」は地震災害にも応用できます。
「誰が」「どんな時」「どうするか」を事前に話すことが重要です。
【!】家の人と確認しておこう
・地震が起きた後の待ち合わせ場所
・避難する場所
・地震が起きた後の連絡方法
○知ってますか?「171」
災害用伝言ダイヤル「171」を活用してみましょう。毎月1日、15日などは体験利用で練習ができるようになっています。
【!】覚えておこう災害用ダイヤル「171」
1.電話で「171」をダイヤルする。
2.録音する場合は「1」を、再生する場は「2」をダイヤルする。
3.自分の番号または相手の番号をダイヤルして録音、再生する。
■地震発生 想像してみましょう
▼地震が起きたらどうする?
・落下物から頭を守る
・倒れるものから離れる
・海沿いではとにかく高台へ
・揺れが収まったら火の始末
○今すぐできる!シェイクアウト訓練3つの行動
シェイクアウト訓練(一斉防災行動訓練)は、地震の際の安全確保行動「まず低く、頭を守り、動かない」を身につける訓練です。
〔詳細は本紙またはPDF版をご覧ください〕
▼車は使えないと想定する
大きな地震は、道路上に被害を及ぼします。
避難できないおそれや緊急車両の通行の妨げになることもあります。
【!】避難は徒歩が基本です
▼隣近所で助け合い
自分と家族の安全を確保しつつ隣近所と声掛けをしませんか?助けが必要な方がいるかもしれません。
【!】地域の協力で防災力を高めましょう!
■あらためて地震に備える
▼Check あらためて、備えは十分ですか?チェックしてみましょう
・自宅や部屋は片付いている
・家族で避難について話している
・災害時の連絡先を共有している
・自宅からの避難経路の危険箇所は把握している
・非常用持ち出しや備蓄を準備している
▼防災士の資格取得研修受講のご案内
防災士は、防災に関する十分な意識と一定の知識・技能を習得した者として認証された有資格者で今大変注目されています。
防災士の資格は、認証機関による研修や試験などの所定の手続きが必要です。
市では、防災士の資格取得に係る費用(上限84,000円)を補助する制度があります。この機会にぜひ受講してみませんか。
▼防災士研修講座 福島6月コース
日時:6/22(土)~6/23(日) ※両日受講が必要
会場:コラッセふくしま(福島市三河南町1-20)
申込期限:4/19(金)
費用:研修受験費用 55,800円(補助対象)
試験料、防災士登録料 8,000円(補助対象)
※交通費は鉄道賃のみ補助対象となります。
申込:防災士研修センター(研修企画課)【電話】03-3556-5535
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