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自治体の皆さまへ

つなぐ、友好の絆

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福島県本宮市

■本宮市・ケンジントンandチェルシー王室特別区友好協定締結式
4月4日、本宮市は英国ケンジントンandチェルシー王室特別区と友好協定を締結しました。
締結式は本宮市議会本会議場で行われ、英国ケンジントンandチェルシー王室特別区プリーティ・ハッド区長、内堀雅雄福島県知事、駐日英国大使館ジェシカ・ウェルズ二等書記官、高松市長が友好宣言書に署名を行いました。
式では、高松市長から「子どもたちを中心とした市民の皆さまの交流がさらに深まり、末永くこの友情が続いてほしい」とあいさつがありました。その後、ハッド区長から「今後も世代を超えて、この友好関係が継続するよう祈っています」とスピーチをいただきました。
友好協定締結を記念し、プリンス・ウィリアムズ・パークで行われた記念植樹では、友好宣言書に署名した4人に加え、区長の夫であるデイビッド・ハッド氏、満山喜郎もとみや国際交流親善大使、橋本善壽本宮市議会議長、佐藤政隆福島県議会議員がアーモンドとエニシダの木を植樹しました。アーモンドはイギリスでは春を告げる花として知られ、日本の桜によく似た花を咲かせます。エニシダはケンジントンandチェルシー王室特別区の紋章にも描かれている、区を象徴する木です。
友好協定締結により、本市とケンジントンandチェルシー王室特別区の絆がますます深くなり、未来に向かってさらなる交流を進めていきます。

■これまでの交流

■ケンジントンandチェルシー王室特別区を紹介!
本宮市が友好協定を結んだケンジントンandチェルシー王室特別区は、英国ロンドンに32ある特別区の一つです。人口は14万3,400人(2021年時点)と本宮市(約3万人)の4倍以上ですが、面積は7分の1程度。1平方キロメートルあたり約12,000人が住んでおり、これはロンドン全体の人口密度のおよそ2倍にあたります。
「王室特別区」という称号は、区内にあるケンジントン宮殿がヴィクトリア女王(在位1837~1901)の生誕地であることに由来します。ケンジントン宮殿は現在も英国王室の居住地となっており、王室と深いつながりを持っています。

■ケンジントンandチェルシー王室特別区の紋章
ケンジントンandチェルシー王室特別区の紋章はとてもすてきなデザインで、深い意味が込められています。
盾の上半分には王族を象徴する毛皮模様に3つの王冠が配置され、王室とのつながりを示しています。下半分にあるのは修道院長の冠で、ケンジントンとアビンドン修道院、そしてチェルシーとウェストミンスター修道院との数世紀にわたる関係を表します。
今回の締結式ではプリンス・ウィリアムズ・パークにエニシダが植樹されました。紋章にもデザインされているエニシダはケンジントンandチェルシー王室特別区を象徴する樹木で、これは区内にある「ブロンプトン」という地区に由来します。
英国ではホウキの材料としてエニシダを使うのが一般的でした。そのため「ホウキ」を意味する「ブルーム」とも呼ばれます。中世の頃、ブロンプトンはエニシダで有名であったことから、エニシダ農園の「ブルーム・トゥン」という言葉がなまって「ブロンプトン」になったといわれています。
盾を支える青いイノシシは500年にわたりケンジントンの領主だったド・ヴィア家の紋章に由来し、翼の生えた白い雄牛はチェルシーの守護聖人である聖ルカのシンボルです。紋章下部にあるのはラテン語で書かれたモットーで、「一緒に暮らすのはなんと良いことだろう」という意味です。
(紋章についての解説はRBKC Mayor’s Office(王室特別区長オフィス)による解説を翻訳したものです。)

(出典(1):ケンジントンandチェルシー王室特別区公式ホームページ(【URL】https://www.rbkc.gov.uk/)
出典(2):英国統計局(【URL】https://www.ons.gov.uk/))

■中学生が交流の主役です!
市では、「未来へつなげるもとみや英国訪問団2024」を結成し、7月1日~7月4日にかけて英国を訪れ、親善活動や交流事業を行います。訪問団の中心メンバーとなる中学3年生15人は、下記の基準で選ばれました。

●参加目的が明確で、訪問に強い意欲を持つ
●自立心(自分を持っている)・積極性(明るい、探求心がある)を備える

「英国を訪問して成長したい」「自分の殻を破りたい」という中学生たちから、多くの応募がありました。今年度は新たに、ケンジントンandチェルシー王室特別区の学校との交流を行う予定です。訪問活動が貴重な財産となるよう、参加中学生全員で取り組んでいきます。

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