特定健診とは、国の法律により、医療保険者が40歳以上75歳未満のすべての加入者(町では、国民健康保険加入者)を対象に実施する事が義務付けられており、『高血圧症・糖尿病・脂質異常症』などの生活習慣病の発症予防及び生活習慣病の重症化の予防のための健診となっています。
国では受診率の目標値を60%としていますが、柳津町では令和11年度までに73%を目標としています。
▽特定健診受診率の推移
※令和5年度については6月30日現在の暫定値
▽令和5年度 男女別 年齢階級別 特定健診受診率
特定健診が始まった、H20年度からの特定健診受診率の推移を見ると、H30年度の75.5%をピークに減少しています。年齢階級別の受診率を見ると働き盛りの40代、50代の受診率が低くなっており、特に40代、50代の女性が極端に低い状況です。『まだ若いから大丈夫』『自覚症状が無いから大丈夫』と思っていませんか?
脳梗塞や心筋梗塞など、動脈硬化が原因で発症する病気は、高齢になって突然発症するものではありません。
動脈硬化は、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や肥満が原因となり自覚症状がないまま、長い年月をかけて進行し、自覚症状が出た頃には重症化している事が少なくありません。自分の血管の中の状態を目で見ることはできません。そこで、特定健診の結果から、血管を傷付ける要因となる高血糖・高血圧・脂質異常・肥満がないか、前年より悪くなっている項目はないか、また、心電図や眼底検査で異常所見がないか確認していく事が重要になります。
特定健診施設健診を希望された方及び、春の総合健診で特定健診未受診の方には『特定健康診査受診券施設検診用(青色)』を送付しておりますので、受診をお願いします。
また、10月20日(日)に秋の総合健診を実施しますので、そちらでの受診も可能です。
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