■特定健診の結果を確認しましょう
特定健診の結果から見る町民の健康状態!
特定健診を受けると、普段は見えない体の状態を、数値で確認することができます。今回は、健診結果から見る、町民全体の健康状態についてお知らせします。
◇健診受診率
町の健診受診率は(表1)、コロナ流行前の令和元年度は57.4%でした。令和2年度はコロナによる自粛などの影響もあり、50.3%まで下がりましたが、令和4年度は53.6%まで改善しています。それでも約半数は未受診であることから、1年に1回は健診を受診し、自分の健康状態を確認するよう、身近な人と声を掛け合い、受診率を高めましょう。
◇メタボ該当率
メタボリックシンドロームに該当した人の割合の推移(表1)は、コロナ禍であっても、全体的に減少傾向でしたが、令和4年度は増加しています。男女別では、男性は3割以上がメタボリックシンドロームに該当し、女性の約2.5倍となっています。
[表1]受診率とメタボリックシンドロームの推移
(KDB システムより)
[Check]
■令和5年度健診未受診の人へ
特定健診を12月11日(月)に追加実施します。9月・10月に実施した特定健診をはじめ、最近健診を受けてない人は、ぜひ健診を受けて、自分自身の健康状態を確認しましょう。
特定健診を希望する人は、予約制になりますので、健康福祉課健康増進係(【電話】582-1133)までご連絡ください。
◇健診結果は必ず確認!
令和4年度の特定健診で、「要指導」や「要医療」に該当した人の割合を検査項目別(図1)で見ると、BMIが25以上の人(肥満)では27.6%、収縮期血圧(上の血圧)が高い人では51.9%、LDL(悪玉)コレステロール値が高い人では、55.9%、HbA1c(血糖)値が高い人では66.9%の人が、「要指導」や「要医療」に該当しています。
どの検査項目も、異常な値であっても症状はありませんが、放置すると血管や心臓の負担増加や、動脈硬化が悪化する要因となります。また、BMIの増加に伴い、血圧や血糖が増加していますが、内臓脂肪の蓄積が血圧や血糖値を上げる要因となりますので、適正体重の維持がとても大切です。
令和4年度特定健診の結果で、検査値が「医療機関の受診が必要で、未治療な人」の割合は、9.0%です。この数値は、県の5.8%、国5.4%と比較し、高い状況です。健診結果が届いたら、内容を必ず確認しましょう。結果の見方や医療機関での受診が必要かどうかなど、不明な点は健康福祉課健康増進係(【電話】582–1133)まで、お気軽にご相談ください。
[図1]令和4年度特定健診で要指導や要医療に該当した人の割合
BMI(体格指数)…27.6%(3人に1人)
収縮期血圧(上の血圧)…51.9%(2人に1人)
LDL(悪玉)コレステロール…55.9%(2人に1人)
HbA1c(血糖)…66.9%(3人に2人)
[Check]検査数値に異常があった人へ
結果説明会を11月21日(火)から28日(火)に開催します。予約の上ご相談ください。
町では、保健師や管理栄養士が、皆さんの生活習慣をお聞きし、からだの仕組みを考えながら、どんな工夫が生活習慣の中で必要か一緒に考え、サポートします。訪問指導や電話相談などを実施しています。希望する人は、健康福祉課健康増進係(【電話】582-1133)までご相談ください。
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