今年も寒い冬がやってきました。この時期に流行ってくるのが、風邪などの病気です。言葉の未熟な低月齢の子どもが病気になると、ただただぐずったり、大泣きしたりし、どこが悪いのかわからないまま、家族中あたふたしてしまいますよね。
病気になってしまうことは、長い人生の中では必ずあること。ましてや保育所や幼稚園、買い物、公園などの人込みや集団の中に入れば仕方のないことです。しかし、少しでも病気にかからないようにすることはできます。それは免疫力を高めることです。
■免疫力を高める方法とは!!
〔1〕1日3食栄養バランスを考えて食べましょう
・主食・主菜・副菜をそろえてしっかり摂りましょう。
・野菜や発酵食品などを摂りましょう。
〔2〕規則正しい生活をしましょう
・食事の時間や寝る時間、起きる時間など、毎日決まった時間が良いでしょう。
・良い睡眠や朝日を浴びる行為は、免疫細胞を活発に動かします。
〔3〕外でたくさん遊ばせましょう
・外で遊ぶことで体温調整機能が発達するとともに、汗をかくことで汗腺の数も増え体温調節がしやすい体になります。
・土や植物、空気中などに生育する細菌に触れることも免疫力アップにつながります。
・日光を浴びることでビタミンDが作られ、免疫機能調節効果が高まります。
・戸外で遊ぶことでストレスが解消され、副交感神経の働きが高まり免疫細胞が活性化します。
〔4〕体温調節機能を発達させましょう
・免疫細胞は体温が1℃上がると免疫力が5~6倍上がり活性化します。
・体温が1℃下がると30%下がります。そのため体を冷やさないようにしましょう。
〔5〕予防接種を受けましょう
・予防接種は病原性や毒性を弱めた、またはなくしたウイルスや細菌、またはそれらが作り出す毒素の毒性をなくしたものです。それらを接種することで、獲得免疫が反応し抗体を作り出します。すると、ウイルスや細菌に感染しにくくなったり、軽く済んだりします。小学生くらいになると300くらいの病原体のほとんどに感染し病原体への抵抗力が高まってきます。それまでは何度も病気になりますが、徐々に大人と同程度になってきます。それを助長してくれるのが予防接種です。予防接種には助成されるものとされないもの、または年齢や期間によって違いがあります。詳細は、子育て世代包括支援センター【電話】582-6045まで問い合わせください。
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小さいお子さんは、すぐに体調が悪化します。自己判断で、以前の薬の残りを飲ませたり、市販の薬を飲ませたりせず、早期に病院を受診し、正しい薬の服用を心掛けるとともに、決まった期間内に予防接種を受けましょう。仕事を優先したばかりに予防接種を受けず、1週間~10日間休むようになるのと、数時間の休みを取り予防接種を受け感染を予防、または軽く済むようにするのとでは、親や子にかかる負担が違ってきます。上記の5つの項目を念頭に免疫力を高めていきましょう。
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