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福島県楢葉町

『身体の健康はお口から』

皆さんは「歯周病」と聞いて、どのようなコトをイメージしますか。
「歯みがきすると歯ぐきから出血する」「中高年の病気」「歯が抜ける原因」といった事柄が思い浮かぶ方が多いでしょうか。
今回は、「歯周病と身体の健康との関係」をテーマに、今日からできる歯周病対策のコツなどもお伝えします。

◆歯周病とは?
歯周病とは、歯周病菌が歯と歯ぐき(歯肉)の隙間に侵入し、歯肉に炎症を起こしたり(歯肉炎)、歯を支える骨を溶かしてしまう状態(歯周炎)の総称です。
また、最近は若い世代の歯周病が問題となっています。実は、30代の約70%の人が歯周病にかかっていると言われています。皆さんの歯ぐきの状態はいかがですか。歯ぐきから出血していませんか?
そして、歯周病は、全身の病気にも密接な関係があることがわかってきました。糖尿病や狭心症、認知症のほかにも、早産や骨粗しょう症と、多くの病気の原因となっています。
ただし、歯周病の予防や治療は、全身の様々な病気の予防や改善に繋がることもわかっています。例えば、歯肉炎が改善されると、血糖値が適切な値へと改善し、糖尿病の重症化予防に繋がると言われています。

◆歯周病対策のコツ
誰もが歯周病にかかる危険がありますが、正しい予防方法を知り、日頃の心掛けで防ぐことができます。
今から始められる歯周病対策は…、

1.お口のケアを丁寧に
歯周病菌をはじめとした細菌を取り除くことが大切です。
毎食後と寝る前に丁寧なブラッシングをおこなうのが理想です。

2.こまめに水分補給
唾液が少なくなると、お口の汚れが停滞しやすくなるので、こまめに水分補給をしてお口の中を洗い流しましょう。
これからは暑い時期が本格化するので、熱中症予防にもつながります。

3.プロフェッショナルケアを受ける
どんなに丁寧に歯みがきしても、残ってしまうみがき残し(汚れ)があるものです。
セルフケアに加えて歯科医師による定期的なチェックを受けましょう。

9月の総合健診で、お口の健診が受けることができます。
歯科医師によるお口のチェックに加えて、歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることができる、貴重な機会です。
20歳以上の方が対象となりますので、総合健診の予約サイトかコールセンターからお申し込みください!(P17参照)

ちなみに、歯ぐきの構造はお肌と同じで、約60%がコラーゲンからできています。歯ぐきもお肌と同様に、年齢とともに弾力を失っていくのは、コラーゲンの減少が一因だと言われています。
ハリや弾力のない歯ぐきは、歯周病リスクも増大します。全身の健康を保つためにも、健康な歯ぐきを保ちましょう!

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