■アルツハイマー型認知症の特徴
大脳の広い範囲の神経細胞に変化が起こり、働きを失うことによって症状が現れ、進行していきます。
最初に起こる症状は「物忘れ」が多く、これまでできていた料理や仕事の手順が次第に分からなくなる「実行機能・遂行機能障害」、日付や時間、自分のいる場所が分からなくなる「見当識障害」のほか、言葉が出てこない、お金の計算ができないなどの症状が現れます。
■アルツハイマー型認知症への対応
物忘れなどの主な症状に対しては薬が使われますが、それ以外のさまざまな症状には、介護者や周りの対応、生活環境などが大きく影響します。
何か質問をされて答えられない場合、事実でないことを取り繕って返事をする「とりつくろい」という症状が見られます。この場合、介護者が「それは間違っているでしょう」という反応をすると、本人は理解ができず、非難された嫌な気持だけが印象づけられます。否定せずに「そうだね」と共感することで気持ちを落ち着かせてあげましょう。
「とりつくろい」の症状は、相手によく思われたい心理の表れかもしれません。
問合せ:高齢福祉課高齢者支援係
【電話】28-5519
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