■認知症の中核症状
中核症状は、脳の障害によって起こる直接的な症状で、認知症の多くの方に現れます。
・記憶障害
同じことを何度も言ったり聞いたりする、すぐ前のことを忘れてしまう
・見当識障害
時間や場所、家族のことが分からなくなる
・理解・判断力の低下
考えるスピードが遅くなる、新しい機械が使えない
・実行機能障害
物事を順序よく進められない
■認知症の周辺症状
周辺症状(行動・心理症状(BPSD))は、中核症状に付随して起こる二次的な症状を指し、人それぞれに違いがあります。
・うつ状態
興味、関心が低下する
・幻覚・妄想
見えないものが見える、物盗られ妄想
・興奮・暴力
大きな声をあげる、暴力をふるう
・徘徊(はいかい)
外を歩き回る
・過食・拒食・異食
食べ過ぎてしまう、食べることを拒否する、食べ物でないものを食べてしまう
・睡眠障害
夜に起きていて活動し、昼間に眠ってしまう
行動を無理やり抑えつけたり、否定したりするのではなく、訴えに耳を傾け、不安や焦りを取り除くことが対応のポイントです。
問合せ:高齢福祉課高齢者支援係
【電話】28-5519
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