国民健康保険の令和4年度特定健康診査(特定健診)受診者のデータを見ると、市の国民健康保険加入者は、高血圧の所見がある方が国や県の平均より多くなっています。
いつまでも健康に生活できるよう、毎年、特定健診を受診して、自身の健康状態を確認するとともに、日ごろから高血圧を予防する生活を心掛けましょう。
■令和4年度に健診を受診し、所見があった方の状況
(市国民健康保険第3期データヘルス計画より作成)
■高血圧とは
高血圧は安静状態での血圧が慢性的に高いことをいい、動脈硬化をはじめ、さまざまな病気を引き起こす要因となります。高血圧は目立った自覚症状がほとんどないため、そのまま放置してしまうと脳卒中、心疾患、慢性腎臓病などの重大な病気につながります。自覚症状が現れてからでは動脈硬化が進行し手遅れになる恐れがあります。
収縮期血圧が130ミリメートルエイチジー以上または拡張期血圧80ミリメートルエイチジー以上ある方は注意が必要です。
■予防するために
塩分の摂りすぎは高血圧の大きな原因です。日本人は1日10グラム前後の食塩を摂取していると言われています。食塩の摂取は1日6グラム未満を目標にしましょう。
○食塩1グラムは、どのくらい?~食事から1日1グラムの塩分を減らしましょう~
・醤油…大さじ3分の1杯強
・とんかつソース…大さじ1杯
・ウスターソース…大さじ3分の2杯
・味噌…大さじ3分の1杯強
・トマトケチャップ…大さじ2杯
■減塩のこつ
(1)醤油は「つける」、塩は「かける」を心がける。
(2)納豆やインスタントラーメンに添付されている調味料を全部は使わない。
(3)ラーメン、そば、うどんなどの麺類のスープを飲み干さない。
(4)漬物や塩辛などは控えめにする。
(5)加工食品の成分表示で食塩相当量を確認する習慣をつける。
(6)味噌汁の汁は控えめにして具を沢山入れて食べる。
問い合わせ先:保険年金課
【電話】37-2140
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