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自治体の皆さまへ

We Love♥ふくしま! 第73回「マイ キエーロ」

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福島県福島市

シャベルで黒土を掘り返す。
「消えてる、消えてる」と、生ごみが消えているのを確認。
掘った穴に、また水分を含んだ生ごみを入れ、黒土と混ぜ、黒土をかぶせる。
「うまく分解されますように」
わが家でもキエーロを始めました。キエーロは、土の中にいるバクテリアと太陽光を利用して生ごみを分解する仕組み。
黒土に埋めるだけで、本当に生ごみが分解されるのか半信半疑でした。面倒では?臭いは?虫がわくのでは?と不安いっぱい。
でも始めてみると、至って簡単。家の中でも大丈夫。生ごみを数日間ため、細かくして埋める。1~2週間後にはなくなっているのが妙に楽しい。生ごみでも分解されやすいものと、されにくいものがあり、続けているうちに細かくするなどのコツがわかってきます。油もの好きなのは面白い。
生ごみが減ったので、収集日にごみを出す量も回数も減りました。ごみの分別もよりきめ細かに行うようになりました。
今、県内でごみ減量への関心が高まっています。福島県は一人当たりのごみ排出量が全国でワースト1位。ごみ緊急事態宣言を出した県内自治体もあります。福島市も数年前は、全国ワースト1位の都市でした。市民の皆様の協力もあって、平成27年から18%削減できましたが、まだまだ改善が必要です。市では、キエーロや分別回収などの取組をさらに強化していきます。
キエーロは直接的な減量効果だけでなく、ごみ減量への意識を高めてくれる効果があります。子どもたちには、学習や研究のいい機会になります。
キエーロの用具購入は、市の補助対象になります(補助率概ね1/2)。何を用意したらいいか分からない、との声にお応えして、ダイユーエイト(福島黒岩店)さんがキエーロ基本セットを用意してくれました。
各家庭でもぜひ、キエーロに取り組んでみてください。
キエーロを楽しむ工夫は、マイキエーロをつくること。わが家では、ももりんのクリアファイルを活用して、写真のようなマイキエーロをつくりました。
自分ならではのマイキエーロをつくり、インスタグラムに「#キエーロふくしま」と投稿し、楽しんでみてはいかがでしょう。

福島市長 木幡 浩(こはたひろし)

※「キエーロ」はキエーロ葉山の登録商標です。

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