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令和5年度行政評価

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福島県西郷村

8名の外部委員で構成する西郷村行政評価推進委員会により、西郷村第四次総合振興計画に掲げた基本施策に対する評価・検証が行われ、この度、令和4年度実施事務事業の取組に対する外部評価結果の報告書が村長に提出されました。報告書は村ホームページでご覧いただけます。

行政評価とは、社会情勢やニーズの変化に対応した弾力的な村政運営を目指すため、人材や予算などの資源が有効に活用されるよう、政策や施策・事務事業などの行政が行う様々な取組を検証し、その結果を行政運営の改善に繋げていく仕組みです。
村では、評価の結果を今後の事務事業の改善に反映して参ります。

■外部評価委員会[総評]
令和5年度は、過去の行政評価の結果や、第四次総合振興計画の主要施策の進捗などを考慮し、優先度の高い施策を8つ選び外部評価を実施しました。
総合評価はA~Dの4段階で実施し、これら施策に対する西郷村行政評価推進委員会の総合評価は最高が「A」、最低で「B-」と比較的高い結果となり、事業の見直しは求めず、継続して事務事業を推進すべきという評価となりました。
ただし、課題や改善点がないという事ではなく、委員からは、施策の目標値(指標)について見直しを求める指摘や施策に対する提案が多数挙げられたため、これらを来年度の予算や事務事業に反映していただきたいと思います。
行政評価はアメリカではじまり、世界各国において普及しています。OECD(経済協力開発機構)は、地方政府を含むあらゆる政府に対してオープンガバメントを推奨しています。オープンガバメントは、透明性、説明責任、市民参加という原則に即した実践、および革新的で持続可能な公共政策によって成り立つガバナンスの事です。オープンガバメントによって、地域における民主主義が実現され、また、環境被害や経済格差などを生み出さずに、誰もが成長の恩恵を受けることができる包括的な成長が地域にもたらされるとしており、オープンガバメントを実現するためには行政評価が必要不可欠とされています。
西郷村では平成30年に行政評価が始まりましたが、人口や税収が増加しており、行政評価の必要性はより一層高まっています。
行政の施策や事業の目的が、住民ニーズに対応できているかを確認し、公平性や効率性などの観点において適切に運用できているか評価し改善を図っていくことが重要です。行政評価を続けていくためには、内部評価や本委員会から指摘があった指標の見直しや行政評価の結果を予算や事業に反映し、行政評価事務の効率化といった課題を解決していく必要があります。国内外における行政評価の先進事例を参考にして、より良い行政評価の仕組みを構築していただきたいと思います。

■外部評価の結果
村が実施した基本施策及び個別事務事業の内部評価結果を踏まえ、委員会による施策評価が行われた結果、課題等を含め多数の意見が挙げられました。
(1)「施策の指標・目標値の妥当性、内部評価への指摘」
むらづくり指標及び目標値について、基本施策4-1、7-1、8-2については「概ね妥当」、他の施策については「改善の必要がある」と判断されました。
(2)「総合評価」
基本施策1-3、2-3、8-2については、「計画以上に進捗」し、他の施策については、「ほぼ計画通り進捗している」と判断され、継続して事務事業を推進すべきという評価となりました。
(3)「外部評価委員からの提言等」
村ホームページ内、外部評価報告書をご参照ください。

○西郷村行政評価推進委員会 会長 藤原遥
今年度から、会長を務めることになりました藤原遥です。地域政策・地方財政が専門で、福島大学の教員をしています。
地方自治体には、住民が健康で文化的な生きがいのある生活ができるよう、住民の基本的な生存権が信託されています。主権者としての住民が、行政の政策や事業について十分な情報を得て、それらを評価し、改善を求めることは民主主義を強化するうえでも住民のウェルビーイング(※)を高めるためにも重要です。
外部評価報告書は、7人の村民の委員とともに作成したものです。ぜひご覧いただき、ご意見もいただければと思います。
※…すべてが満たされた状態、かつ継続性のある幸福

■西郷村行政評価推進委員会
村が実施する行政評価について調査審議され、11月17日に委員会から改善案等をまとめた外部評価報告書が提出されました。
(※構成委員につきましては本紙またはPDF版をご覧ください。)

問合せ:企画政策課
【電話】25-2943

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