■今回のテーマ「日頃とっている食塩はどのくらい?」
健康のための食塩摂取量の目標値は、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満です。
(※参考 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」)
今回は、私たちが日頃どのくらいの食塩を摂取しているのか、みてみましょう。
○村民の食塩摂取量の実態について
村では、今年度の集団健(検)診より、特定健康診査・後期高齢者健康診査の受診者に対し「推定尿中塩分摂取量」の検査項目を追加しました。
この検査では、尿検査で採取した尿から、ナトリウムとクレアチニンの量を測定することで、1日にどのくらいの食塩を摂取しているかを算出することができます。
7月にこの検査を行った1,760人の結果は、次のグラフのとおりとなりました。
・1日あたりの推定食塩摂取量別の人数[男女別](人)
この結果から分かった、目標値以上の食塩を摂取している方の割合は以下のとおりです。
1日に7.5g以上の食塩を摂取している男性:86.9%(839人中729人)
1日に6.5g以上の食塩を摂取している女性:93.4%(921人中860人)
このことから、今回の検査では、目標値と比べて食塩を摂り過ぎている傾向があることが明らかになりました。
・国目標値と福島県・西郷村の平均食塩摂取量(g)
※福島県…2016年国民健康・栄養調査
今回の結果の平均値を比較した上の表をみると、福島県の平均値よりは低いものの、目標値を目指すためには、男性は約2.5g、女性は約2.9gの減塩が必要です。
この結果を、日頃の食生活の見直しに役立てていきましょう。
次回も、「減塩」をテーマにご紹介します。
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