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〔特集〕祝!郡山市制施行100周年 大好き こおりやま(1)

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福島県郡山市

郡山市は2024年9月1日に誕生からちょうど100年を迎えます。
この節目の日を記念し、郡山に住む6名の方々による特別座談会を実施!
思い出の場所や郡山のスゴイところなど、郡山愛を存分に語っていただきました。

■座談会に参加されたみなさん
・菅原 由騎(ゆうき)さん
日大工学部3年生。勉学の傍ら起業サークルを設立し、観光農園や教育事業などに関わる。
・佐久間 美結(みゆ)さん
英語教諭の資格と経験を持ち、コーヒーとお酒を愛する出張コーヒーショップm.roomオーナー。
・鈴木 智哉(ともや)さん
米や約400種の野菜を生産する鈴木農場4代目。食で注目されるまちを目指している。
・佐藤 明(あきら)さん
郡山商工会議所勤務。うねめまつり実行委員会の一人として、今年も盛り上げに貢献。
・五十嵐 陽(よう)さん
(株)ノア楽器の代表取締役でありチェロ奏者。郡山初のプロオーケストラ「郡山交響楽団」創設者。
・今泉 玲子(れいこ)さん
創立104年になる今泉服飾専門学校の校長。教育を通してそれぞれの成長・自立を見守る。

■〔テーマ1〕思い出の場所、好きな場所を教えてください
佐藤さん(以下、明):本町生まれの私は、よく遊びに行ったのが中央通り(なかまち夢通り)。子どもの頃は第1、第2うすいを中心にさまざまなお店が並んでいて、行くたびにワクワクしたのを覚えています。
今泉さん(以下、今):第2うすいの屋上には遊園地がありましたね。動物園もあったんですが、ある日無くなってしまって。それが悲しくて学校の作文に書いたら、なぜか表彰されちゃいました。
五十嵐さん(以下、五):駅前は本当に活気がありましたね。遊び、買い物、食事、何をするにも駅前。音楽をやっていた私は文化センターなどで演奏をしたので、経験を積んだ意味でも思い入れがあります。
佐久間さん(以下、美):駅前周辺はそんな感じだったんですね。三春生まれの私は、郡山は都会のイメージ。遊園地に行くような気分で出掛けていました。思い出の場所は、通っていた塾近くのカフェや喫茶店です。私がコーヒー好きになったきっかけでもあります。
菅原さん(以下、菅):喜多方生まれの僕も、郡山は大都会のイメージ!温泉が好きで市内のあちこちに行くのですが、まちからちょっと離れると景色が180度変わりますよね。
鈴木さん(以下、鈴):そう、郡山ってまちと自然の距離が近いんです。僕は農家の息子として生まれ、忙しいから出掛ける範囲も限られていて、遊び場といえば大槻公園。虫捕りもよくしていました。農場がある大槻町から逢瀬町にかけての田んぼ道はのどかですごく好きですね。
今:まちなかにも緑豊かな公園が多いですよね。麓山公園とか。
明:今仕事で関わっているうねめまつりも、思い出であり好きな行事です。小さい頃の思い出が自分の仕事になったのはなんだか不思議ですが、うれしいです。
五:祭りつながりで、私も安積国造神社の例大祭に毎年参加していて、地元を離れていた間も祭りの時は帰省していました。多世代が参加する祭りは交流の場でもありますよね。
今:まちなかはガラリと変わりましたが、震災の時はご近所同士で声を掛け合ったり助け合ったりして、人とのつながりは今も変わらずあると感じます。
美:人の交流はお店でも感じますね。カフェでもバーでも。店員さんとお客さん同士、仲がいいお店が多いなあと思います。
菅:僕は最近お酒が飲める歳になったんですが、オススメの飲食店はありますか?
五:堂前は昔ながらの飲み屋街ですが、最近はクラフトビールのお店など若い方が始める新しい飲食店も出てきて、これまでと違うにぎわいを見せています。
鈴:新鮮な地元野菜の料理と一緒に飲めるお店もたくさんありますよ。
菅:ジムも美術館も美味しいお店もあれば、温泉も自然もそろってる!郡山は、若者も年配の方もみんな楽しめるまちですね。

■〔テーマ2〕郡山のポテンシャル(潜在能力)はどんなところ?
五:「楽都郡山」の名の通り、合唱や合奏コンクールで金賞の実績を持つ学校がたくさんあります。小・中学校に合奏やオーケストラの部活があるまちは全国でも少ないので、郡山の音楽レベルは本当に高いです。過去に音楽をやっていた人の割合も多いですし、近年は大人向けの音楽教室も増え、何歳になっても音楽に触れられる環境があるというのは素晴らしいことです。
美:コロナ禍も過ぎて、イベントやお祭りで外国人観光客を見かけるようになりましたね。声を掛けると会津やいわきに行く途中で立ち寄ったという方が多いです。地理的に福島の中心地である郡山は人が集まりやすい場所なので、立ち寄るだけではなく、目的地として楽しめるまちになれたらいいなと思います。
明:人が集まれる場所は大事ですよね。うねめまつりは今年、新しい試みとして「采女ドンドコ」というみんなで一緒に踊れるエンディング曲を作ったのですが、祭りに限らず伝統を重んじながら、新しさも取り入れていくのが郡山らしさだと思います。
鈴:農業面もすごくポテンシャルが高いです。夏は暑いけれど朝晩は涼しい。冬は風が強く雪は降るけど、すぐ解けるので気温の変化が常にある。そんな環境が、野菜にとってはストレスがかかり、その分、栄養が高く美味しくなるんです。
菅:そんな特徴があったんですね!
鈴:先ほども話しましたが、農場からまちまで車で30分くらいの近さなので、朝収穫した野菜がその日のうちに食べられるというのは、都心部ではなかなかできないことだと思います。
五:郡山だからこそ味わえる、体験できることがたくさんあれば、自然と人も集まりそうですね。
菅:僕は去年ビッグパレットふくしまで開催した「ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2023」に、インターンで行っていた企業として出展したのですが、全国各地からたくさんの人が来場していました。人が集まりやすいのは、まちにとって大きな強みですよ。
明:国際会議の場所に郡山が選ばれることも増えてきました。
今:いろいろな視点から見ても郡山は発展していますし、若者も自立心が高まっていると感じます。学校卒業後は学んだことを生かして就職し、実力が認められ、責任者となって活躍している人や、自分でリフォーム店を開き、お客様から大変喜ばれているなど、それぞれ頑張っている姿は頼もしく感じます。
美:都心と違って注目されやすい、挑戦しやすい、というのも郡山だからだと思いますね。地域の声を参考にしたり、商工団体などの支援も受けたりしながら、自分のやりたいことを私も目指していきたいです。

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