妊婦、とくに妊娠初期の女性が『風しん』にかかると、赤ちゃんにも感染し『先天性風しん症候群』という病気にかかってしまうことがあります。症状は、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなどがあり、赤ちゃんが病気にかからないよう、社会全体で風しんの予防に努め、家族、周りの人が未来の赤ちゃんを守りましょう!!
■1 幼児期・小学校就学前の第2期定期接種を受けましょう
対象者・留意事項:
・[第1期]1歳児…第1期は、医療機関への受診の際に接種することができます。
・[第2期]5~7歳未満で小学校就学前の1年間の者…第2期は健診が少なくなるため、接種機会を逃してしまうことが多くなります。そのため、保護者は小学校就学前の「就学時健診」の際に母子手帳を確認し、入学前までに接種できるよう注意してください。
■2 風しんの追加的対策を活用し、定期接種を受けましょう
▽風しんの追加的対策とは?
これまでに風しんの公的接種の機会がなく、抗体を持つ割合が低い世代となっている45歳から62歳まで(令和6年度)の男性に対して、抗体検査を受けることができる取組を令和6年度まで実施します。金山町では、対象者に令和4年5月下旬にクーポン券をお送りしています。
対象者:45歳から62歳(1962年(昭和37年)年4月2日~1979(昭和54年)年4月1日生まれ)の男性
※なお、対象者でクーポン券を紛失された等で再発行を希望される方は、対応いたします。
※お手元に届いたクーポン券は、健康診断の機会やお近くの医療機関で抗体検査を受けることができます。金山町国保診療所でも受けることができます。
※風しんへの抗体力が無いこと(抗体なし)がわかった場合、予防接種を必ず受けましょう。
対象者は『風しんの抗体検査』および『予防接種』が原則無料となります。
風しんとは…感染者の咳やくしゃみ、会話などで飛び散るしぶき(飛沫)を吸い込んで感染します。小児は発熱、発疹、首や耳の後のリンパ節が腫れて、数日で治ります。まれに、高熱や脳炎になり入院することがあります。成人は高熱・発疹の長期化や関節痛など重症化の可能性があります。
先天性風しん症候群とは…妊娠初期(20週以前)に風しんに感染すると赤ちゃんが先天性心疾患・白内障・難聴を特徴とする「先天性風しん症候群」をもって生まれてくる可能性が高くなります。
問い合わせ:保健係
【電話】54-5135
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