1月22日「中学生による模擬議会」を開催しました。各中学校・義務教育学校の生徒が議員となり、ふるさと須賀川への思いを込めて代表生徒が質問をしました。中学生議員の皆さんは、議会を体験することで市の政策やまちづくりに関心を深め、議会や行政の仕組みを学びました。質問と市の答弁の概要を紹介します。
◆第一中 鈴木眞寧さん
「風流のはじめ館」の事業について
Q.中高生向けイベントの実施状況について教えてください。
A.「すかがわ大人塾」を全8回行い、計65人が参加しました。また、次世代への伝統文化の継承と新たな交流の場となるよう、未就学児・小中学生向けの「こども和文化塾」を全4回行い、計89人が参加しました。
Q.新たな中高生向けイベントの実施予定を教えてください。
A.現時点で新たな事業の予定はありませんが、現在行っている事業で中高生向けの講座となるよう内容を検討したり、ほかの事業と連携したりすることで、中高生が興味を持ち、参加しやすい事業にしたいと考えています。昨年12月には、tetteで「俳句甲子園練習会」が行われ、市内の高校生9人が参加しました。
◆第二中 飯塚美玲さん
学校に対する予算について
Q.学校への予算配分には、どんな配慮や工夫がありますか。
A.事務用消耗品や校舎の管理用消耗品などの年度予算を、児童・生徒数や学級数に応じて配分しています。机や椅子、給食用の器具などの備品類は、リストを作成し、耐用年数の管理や老朽の程度を調べながら買い替えています。
Q.今後の水道やトイレの改修見込みと設置数、生徒数の関係について教えてください。
A.第二中のトイレは、平成30年度に洋式化し、今後は衛生器具類を損傷の程度により改修していきます。洗面器とトイレの数は、生徒数と平面計画に応じて、建築設備計画に基づく給排水衛生設備規準により算定します。平成29年度の校舎増築時にも再算定しており、同規準に照らしても設置数は充足しています。
◆第三中 箭内綾乃さん
選挙について
Q.令和5年8月執行の市議会議員選挙の年代別の投票率を教えてください。
A.10代は18歳が33・66%、19歳が23・72%、20代は23・72%、30代は32・17%、40代は39・35%、50代は46・86%、60代は59・57%、70代は63・01%、80歳以上は41・68%で、全体では45・28%です。
Q.若い世代の投票率を上げるための取り組みはありますか。
A.主に、(1)市ホームページや市公式LINEなどでの周知、(2)「明るい選挙啓発ポスターコンクール作品展」の開催、(3)街頭啓発、(4)選挙の重要性を理解してもらうための選挙クイズ、(5)「選挙パスポート」の配布、(6)市内県立高校3校での「移動期日前投票所」の設置です。今後も投票率向上のため、投票しやすい環境を整えていきます。
◆西袋中 山川和眞さん
松明あかしについて
Q.松明製作の指導者の減少や高齢化の現状を教えてください。
A.会社勤めの人が多く、時間の確保が難しいほか、高齢化の影響もあり指導者数も減少しています。現在、学校関係の松明製作は、各学校・PTA・地域の協力者などで行っていますが、中には1人で市内中学校4校を指導している人もいるのが現状です。
Q.若い世代の指導者の育成をどのように計画・支援していますか。
A.若い世代が指導者になることは、持続的な開催を目指す上で重要です。また、町内会や青年会、企業など、複数の団体が共同で松明を製作する事例も増えています。今後は、団体間共同での松明製作の支援や、講習会の開催などを通して、若い世代の指導者育成に取り組んでいきます。
◆小塩江中 佐久間大樹さん
健康に関する取り組みについて
Q.市内の献血者数はどのようになっていますか。
A.令和元年度が3543人、2年度が3084人、3年度が3383人、4年度が3300人です。年に2回、市役所が献血会場になっており、赤十字奉仕団による勧誘活動、飲食店組合青年会による食事の提供や須賀川ライオンズクラブによる記念品配付の協力をいただいています。
Q.今後、小中学生の献血に対する意識を向上させる計画はありますか。
A.国や県、日本赤十字社では、献血啓発ポスターコンクールや献血キャッチフレーズの募集などを通した啓発を広く行っており、市では、今後もこれらの活動に積極的に協力していきます。小中学生の皆さんも将来の献血者として、献血の必要性に理解を深めてほしいです。
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