市水道事業は、安全で安心な水をお届けするため、水道料金を主な財源として経営しています。今回は、水道料金が何に使われているかをお知らせします。
◆グラフで見る 水道料金の使い方
図1のとおり、令和4年度の水道事業収益の78%を水道料金が占めています。
また、水道事業収益が充てられる費用は、水を作る費用のほか、水を配るための水道管や施設・設備の維持管理費用、減価償却費などとなっており、水道料金は余すところなく活用されています(図2のとおり)。
◆もし水を使う人が減ったらどうなるの?
市の人口と給水人口は共に減少傾向にあり、今後も減少していくことが見込まれます。水道水を使用する人が減少すると、使用される水量も減るため、使用水量に応じてお支払いいただいている水道料金の収入が減少します。
さらに、今後は老朽化する施設の更新費用のほか、物価高騰により薬品費・動力費などの水を作る費用が増加していき、経営が厳しくなることが見込まれます。
◆これからも安全・安心な水を届けるために
市水道事業では「水道ビジョンすかがわ2030」で、財政シミュレーションを行い、効率的に経営するための事業計画を策定しています。
この計画に基づき、水道ビジョンの計画期間内である令和3年度から令和12年度の10年間で必要となる総費用を水道料金で賄えるかを検討しています。
また、現在の水道料金を算定している家事用・営業用などの用途別体系をより分かりやすくし、水道管の大小に応じた口径別とすることや、水量を多く使用する使用者の料金がより高くなる逓増型料金体系(※)の見直しも併せて検討しています。
今後も、財源の確保と効率的な経営を行い、安全で安心な水を皆さんにお届けします。
※逓増(ていぞう)型料金体系
使用水量が多くなるほど段階的に高くなる料金体系(本市は3段階制)
→経営課
【電話】88-9158
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