集落支援員じゅっちゃんのALOHA(アロハ)!五城目町。

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五城目小学校体育館で行われたヴァイオリンコンサート。ステージ奥に見える緑が美しかったです。

五城目町のみなさま、Alo-ha!　集落支援員の八嶋美恵子です。あっという間に季節は巡り、街路樹が色づいて、冬の足音が聴こえてきそうです。
「芸術の秋」といいますが、わたしは五城目に来てから身近に「アート(ART)」に触れる機会が各段に増えました。先月は「五城目みんなの学校」企画で「劇団四季」元団員の俳優さんによる指導の下、有志町民が本人役で出演するオリジナルミュージカルの公演がありました(2日間で練習したとのこと‼驚きです)。またドイツ在住ヴァイオリニストの演奏会は、町民の皆さまと、小学校全生徒向けに実施することができ、間近で響く音色のシャワーを浴びることができました。
大きな美術館や劇場に行っても「才能のある人はすごいなぁ」という観賞になりがちです。しかし専用の設備ではなかったとしても、身近で「ほんもの」に触れ、実際に体験したり、感じたことを言葉にしたりすることで、自分だけの豊かな経験が育まれるのだと思います。
また、室内で行なわれる「芸術」だけではなく、日々表情を変える森山や自然のサイクルを教えてくれる田んぼや畑、野鳥や虫、雪深い土地ならではの食や風習など、五城目で生きる暮らし全体が「アート(ART)」となっていて、その大きな繫がりを感じながら人間の生み出す芸術にも向き合えることが有難いな……と感じます。
さらに、空き家リノベーションや、自宅づくりで大工さんにお世話になり、実際に自分たちも手を動かして、パテ・漆喰・ペンキなどを塗ったり、材料や仕上げ方のこだわりについてお話しを伺ったりすることで、職人さんの姿勢からも「アート(ART)」を学ばせていただいています。
ほかにも五城目には多様な「その道のプロ」がいらっしゃり、それぞれの方と直にお話しできることも豊かさなのではないでしょうか。これからも、そんなみなさまからお話しを聴ける日常を心から楽しみたいと思います。