-アフリカでの活動を前に、本町での課題解決に挑む2人の姿を追う-
JICA海外協力隊グローカルプログラム
日本国内の自治体で課題解決の経験を積むことで、将来、国外で活動する際の様々な能力を養う「JICA
※海外協力隊グローカルプログラム」。当プログラムに参加し、10月8日~12月22日まで本町で活動予定の、奈良県出身・東谷拓馬さん(29歳)と神奈川県出身・平石守さん(26歳)2人の姿を追いました。
※JICA:国際協力機構。開発途上国において、技術や医療を提供するなど、様々な支援を行う。
■東谷 拓馬さん 「現地の方と同じ目線で様々な経験を共有したい」
奈良県出身の29歳。
プログラム終了後はアフリカ大陸のルワンダ共和国へ派遣予定
現地の人々と同じ目線に立ち、大変さや楽しさを共に分かち合うという経験は、ルワンダ共和国での活動でも必ず役に立つと思います!
活動当初は、「少子高齢化」や「空き家問題」といった、地方自治体が一般的に抱える課題を探すことに注力していたという東谷さん。しかし、より深く活動を進める中で、課題も魅力も、実際の暮らしの中で人と関わりあいながら見つけていくことが重要であると認識するようになったそうです。
そんな東谷さんが着目したのが「教育」。現在は、朝市通りの「ただのあそび場」内にある、10〜18歳の子どもたちを対象としたデジタルテクノロジー施設「ハイラボ」で活動しています。デジタル技術に関することは初心者だという東谷さんですが、子どもたちと共に一から学ぶ姿は、老若男女問わず人が育つまちづくりに貢献するはずだと語ります。
■平石 守さん 「その地に残り続ける人間関係の構築に貢献したい」
神奈川県出身の26歳。
プログラム終了後はアフリカ大陸のボツワナ共和国へ派遣予定
ボツワナ共和国では、自身が協力隊としての活動を終えてからも、その地に残り続けるような人々のつながりをつくっていけたらと思います!
はじめは、地域課題の解決に向け、町の改善点を模索しようと活動を始めた平石さんですが、当初は活動をうまく進められなかったそうです。平石さんは、「町の魅力より改善点ばかりを考えてしまったことが原因でした」と振り返り、今は「町の良いところを伸ばして広げていくこと」を目標として活動に取り組んでいます。
そんな平石さんは現在、本町の集落支援員である八嶋美恵子さんと共に、店舗「貸し棚おうみや」で活動中。来店者が好きなものを持ち寄り交流する場において、人々の新たなつながりづくりを支えることで、自身がグローカルプログラムを終えてからも町に残り続ける人間関係の構築に貢献したいと語ります。
■五城目小学校で特別授業を行いました‼
11月15日、東谷さんと平石さんは、五城目小学校の階段教室で特別授業を実施しました。授業では、2人の過去の経験談などを交え、「多様な価値観を互いに認め合うために必要な考え方」や「まだ誰も見つけていない五城目の魅力」などについて、児童と共に考えを深めました。
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