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自治体の皆さまへ

議会定例会(2)

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秋田県井川町

◆農業・農政について
はじめに水稲の状況についてであります。今年の播種作業は4月5日頃から始まり、最盛期は4月14日頃となりました。4月の平均気温は平年比131%と非常に高く推移し、日照時間も平年比146%と多照のため、苗の生育は平年に比べ4日ほど早く経過しました。播種後は出芽不揃い、高温が発生要因となるヤケ苗、苗立枯病(なえたちがれびょう)など育苗障害が例年より多く発生し再播種の報告もありました。要因と致しましては浸種時の水温が低かったことや、4月以降が高温多照で推移したことから、育苗ハウス内が異常高温となり換気が間に合わなかったことなどが推測されます。田植え作業は、平年並みの5月3日頃から始まり最盛期は5月15日、終期は5月27日頃でありました。向こう1か月の予報では気温はやや高めで日照時間は、平年並みか多い予想となっておりますので、活着から初期生育は順調に推移すると思われます。
次に、経営所得安定対策及び各種作物への助成についてであります。経営所得安定対策の各種交付金については、大豆は団地形成を実施した場合には10a当たり8万7千円を交付、さらに大豆には生産性向上に関する取組みをした場合に8千円を加算。枝豆、カボチャ、キャベツ、ナス、ネギを作付し、出荷、販売した場合には、3万2千円を交付する予定でありますが、国からの交付金の決定額に応じ単価を見直す場合もあります。なお、交付申請手続きにつきましては、6月1日付けで農業者に申請用紙を配布しており、内容を確認し6月末までに東北農政局秋田県拠点へ提出する予定であります。また、町単独事業で実施している出荷奨励金については、予算の範囲内で交付することとしており、翌年2月末までの出荷数量を確認後、交付する予定であります。

◆日本国花苑さくらまつりについて
本年のさくらまつりは、4月20日から5月6日までの17日間の日程で開催いたしました。桜の開花については、例年より1週間ほど早く、その後は天候にも恵まれ長期間にわたり桜を楽しむことができました。5月3日には、お花見フリーマーケット、大道芸人等のパフォーマンス、5月4日には、歌と踊りの集い、本県ゆかりのアーティストらによる「いかわさんといっしょフェス」などのイベントを開催しております。「いかわさんといっしょフェス」では、警察音楽隊による演奏や五城目町出身の羅漢さん、井川町のプロモーション動画の曲を手がけた黒崎平さん、井川町出身のキャミソールブラザーズ、Hibikiさんらが出演し会場を盛り上げました。ステージイベントに加え、芝生広場にはキッチンカーや出店のほか、昨年の視察を機に本町と交流が始まった北海道乙部町のブースも設置され、特産品販売で賑わいました。期間中開催したドックランは、年々利用者が増えており利用頭数は447頭(対前年101頭増)であります。恒例となりました打ち上げ花火は「日本国花苑さくらまつり花火ショー」と題し企業からの協賛金をいただき協賛企業による花火や大迫力の10号玉、国花苑をイメージしたカウントダウン一斉花火「サクラサク満点の夜桜」やレーザー光線と組み合わせたスターマインなどを実施し来場者を楽しませております。期間中の来苑者は約6万3千人(対前年6千人増)となっております。さくらまつりの開催にあたり協賛いただいた企業をはじめ、地域の多くの皆様のご協力により無事終了することができましたことを厚くお礼申し上げます。

◆消防団員加入促進について
減少する消防団員の加入促進に対する新たな取り組みとして、5月3日に日本国花苑さくらまつり地震体験イベントにおいて、井川町消防団女性消防団員5名による加入促進を促すチラシ配布の他、イベント参加者へ消防団に対するイメージ等についてアンケート調査を実施いたしました。47%の方が「体力が必要」、21%の方が「危険」といった回答がありましたが、70%の方が「地域のために頑張っている」という回答があり、消防団の必要性については67%の方が「地域にとって絶対に必要」という回答がありました。今後も消防団員加入への理解を深める広報等の手段を検討してまいります。

◆井川義務教育学校台湾修学旅行について
5月12~15日まで3泊4日の日程で井川義務教育学校9年生による台湾への修学旅行が実施されました。異国の文化を体験することで広い視野を持ち、社会性に富んだ子どもたちの育成を図るため、井川町第五次総合振興計画に基づき計画していたもので、初めてとなる海外修学旅行には27名の生徒が参加しました。旅行先の台北では、現地で活躍する秋田県出身者との交流や現地大学生ガイドとの市内散策など、普段出来ない貴重な経験を積み、全員無事に帰国しております。今回の修学旅行を通して井川の子どもたちが世界を肌で感じながら新しい体験をしたことは、これからの進路を考える上でも非常に良い影響を与えるものと期待しており、来年度以降についても台湾修学旅行を継続していきたいと考えております。なお、海外修学旅行の実施にあたっては、町から旅行費用の一部を補助するとともに、引率教員4名の補助として町職員3名を派遣し、旅行中の安全確保に努めたところであります。

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