11月13日、市内7中学校の代表生徒が市に対し、中学生が考える市の現状と課題を訴え、政策提案を行い、それに対して市が答弁しました。
■平鹿中学校 若者向け情報サイトの開設で効果的な情報発信を
Q.世代によって情報を得る手段は異なるのに、同じツールで情報発信されている現状があります。ターゲットを若者に絞った情報サイト『よっちょ』の開設を提案します。
A.すでに読み手に合わせた発信手段の選択とその内容の充実に取り組んでおり、提案の内容に即したサイトの開設は考えていませんが、Instagram(インスタグラム)などを活用し若い世代が得たい情報が的確に伝わるよう努めていきます。
■横手北中学校 横手愛雪消しでー(Day)の実施で雪問題解消を
Q.雪の苦労を地域の共助の力で改善する取り組み『横手愛雪消しでー(Day)』の実施を提案します。将来的には全市民で取り組む冬のイベントとして成長できればと思います。
A.市民が積極的に地域の雪問題に取り組むことができれば、長い冬も安全に過ごせる社会が実現すると考えます。除雪ボランティアへの参加呼びかけにも愛称をつけ、共助意識の高まりにつながる方策を考えたいと思います。
■増田中学校 就職と定住のサイクルが回る横手市に
Q.シニアの経験値を若者に伝える場と、病児の看護のサポートを行う仕組みの整備を提案します。『育児と福祉の町』として、横手市に活気が生まれるのではないでしょうか。
A.多世代交流は大切であるため、若者も主体的に参加してもらえるような情報発信に取り組みます。病児保育については医療機関に付随するのが望ましいため、横手医師会など関係機関と相談しながら検討していきます。
■横手南中学校 横手市周回型催事『Yoko-Fes(ヨコフェス)』の実施を
Q.お祭りには人をつなぎ、地域を活性化させる力があります。そこで新たなお祭りとして、毎年開催地を変え、地域の特色を発信する『Yoko-Fes』の実施を提案します。
A.人口減少により継続に苦労しているお祭りも多い現状を踏まえると、新しいものを作ることは困難です。既存の祭りで地域の特色や特産品をPRする部分を充実させて実施するのであれば、検討の余地があると考えます。
■横手清陵学院中学校 横手市の魅力を伝える公式Youtubeの活用を
Q.現状の市の公式Youtubeでは、市の魅力を十分に発信できている動画が少ないと思います。全国に魅力をさらに伝える動画を定期的に投稿することを提案します。
A.多くの皆さんに視聴いただけるよう、配信回数を増やすことや、若手職員による動画制作、ショート動画による配信などを検討して内容の充実を図り、より魅力ある動画チャンネルとなるよう努めていきます。
■横手明峰中学校 『横手市JYENKO(じぇんこ)アプリ』の導入で経済活性化を
Q.市内で飲食や買い物をした人にポイントを還元するとともに、市の情報も受け取れる電子マネーアプリ『横手市JYENKOアプリ』の導入を提案します。
A.市内で経済が循環する仕組みの構築は重要と考えます。一方、電子マネーが急速に普及している現状とコスト面を考えると、今ある決済方法を多くの市民に利用いただく取り組みを行うことが優先課題と捉えています。
■十文字中学校 Ao-naを拠点とした『ブックフェス』の開催を
Q.本のフリーマーケットやビブリオバトルなど、幅広い世代が交流の輪を広げられる大規模な本の祭典『ブックフェス』を、横手駅東口新公益施設Ao-naで開催することを提案します。
A.本をきっかけにさまざまな世代での交流が生まれるほか、横手駅前のにぎわい創出も期待できるため、開催を前向きに検討します。開催が実現した際には、市内の中学校の皆さんにも協力いただきたいと考えています。
Y8(ワイエイト)サミット・創快(そうかい)とは…Y8サミットのYはYOKOTE(よこて)、8は市内の中学生が生活する8地域を表し、創快とは快適な学校生活を創造することを目指した、市内中学校生徒会の協働・連携により作られた合言葉です
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