『横手市財政報告書の作成及び公表に関する条例』の規定により、令和6年3月31日時点における令和5年度予算の執行状況をお知らせします。
なお、出納整理期間(令和6年4月1日~5月31日)の収入額と支出額が反映されていないため、最終的な決算額は異なります(企業会計を除く)。内容は市のホームページ(HP番号1003230)にも掲載しています。
■一般会計
一般会計とは…高齢者福祉や児童福祉、道路整備や学校教育など、市役所の基本的な行政サービスを行う会計です。市の事業の大部分がこの一般会計に含まれます。
予算額:637億1,755万円
●解説
令和5年度の一般会計予算は、前年度からの繰越額と予算の補正をあわせ、637億1,755万円となりました。
令和5年度の特徴的な支出の内容は、建設が始まった新体育館の建設費や、継続して実施されている横手駅東口第二地区再開発事業の経費などです。また、急速に進む少子化対策として『よこての未来創生プロジェクト』を実施しました。出産や子育てに関する予算を拡充しています。
今後、市の収入は、人口減少による税収減が予測され年々減っていく見通しですが、厳しい状況下においても必要な市民サービスを提供するため、収入の確保と適切な支出に取り組みます。
語句の説明:
・市税…皆さんから横手市へ納めていただく税金
・地方消費税交付金…地方消費税のうち、県から交付されるお金
・地方交付税…地方公共団体の財政状況などに応じて国から配分される使い道の制限を受けないお金
・分担金・負担金…特定の事業の経費として、その事業の受益者からその利益を限度にいただくお金
・使用料・手数料…施設利用時や証明書などの発行の際にいただくお金
・国庫支出金…特定の目的を達成するために、国から交付されるお金
・県支出金…特定の目的を達成するために、県から交付されるお金
・財産収入…市が所有する土地や建物の貸し付けや売り払いなどにより得たお金
・繰越金…前年度から繰り越されたお金
・諸収入…他の科目に分類されない預金利子や雑収入など
・市債…建設事業などを実施するために、横手市が国や金融機関から借り入れるお金
・その他…寄附金などの上記以外による収入
語句の説明:
・総務費…庁舎管理、徴税、選挙、情報システム管理などの横手市全般の管理運営や市民活動などにかかる経費
・民生費…高齢者・障がい者・児童のための施策、生活保護、交通安全・防犯などにかかる経費
・衛生費…健康増進や衛生管理のための予防接種や健康診断、ごみ収集、環境保全などにかかる経費
・労働費…労働者の福祉、就労支援、失業対策などにかかる経費
・農林水産業費…農業者に対する支援、農業用機械の導入や施設整備に対する支援、森林管理や林道の維持管理などにかかる経費
・商工費…中小企業への支援など商工業の振興、観光、物産、企業誘致などにかかる経費
・土木費…道路、橋、公園などの建設や維持、除排雪、都市計画などに伴う開発、下水道などにかかる経費
・教育費…教育委員会の運営、学校の管理、教育備品の整備、文化・スポーツ振興などにかかる経費
・公債費…借入金の返済などにかかる経費
・その他…議員報酬や政務調査など議会の活動にかかる経費(議会費)、消防体制の維持、防災、災害対策にかかる経費(消防費)など
▽市税の内訳
市税は、市民の皆さんや企業などから納めていただいた税金であり、市の事業を行う上で欠くことのできない貴重な財源となっています。なお、入湯税は観光施設や消防施設の整備、観光振興事業などに充てる財源となっています。
▽市民一人あたりの負担状況は…(81,616人/令和6年3月31日住民基本台帳人口)
市税:10万37円
・市民税…39,898円
・固定資産税…47,516円・市たばこ税…4,548円
・軽自動車税…7,574円
・入湯税…501円
地方債の現在高:78万8,687円
▽地方債の現在高(一般会計分/令和6年3月31日現在)
合計:642億8,287万円
市が行う大規模な建設事業などの資金として借り入れるもので、元金は利子とともに年度を越えて返済しています。
▽一時借入金の現在高(一般会計分/令和6年3月31日現在)
借入限度額:80億円
借入現在高:0円
一会計年度内で、現金の不足分を補うために借り入れるお金です。
▽市有財産の現在高(令和6年3月31日現在暫定値)
土地:67,865,567.88平方メートル
建物:578,193.45平方メートル
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