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■増田高校編
総合学科芸術・文化系列3年(6人)
『十文字和紙探究』に取り組んでいる増田高校の3年生6人にインタビューしました。(左から近陽葵(こんひなた)さん、狩野彩芭(かのいろは)さん、近藤琴音(ことね)さん、柴田ほのかさん、高橋江里佳(えりか)さん、齋藤ヒカルさん)
※写真は、本紙またはPDF版をご覧ください。
私たちは昨年11月から5つの取り組みを行いました。
(1)十文字和紙の歴史を学ぶ
(2)ブランディングを学ぶ
(3)ワークショップを体験する
(4)十文字和紙職人や十文字和紙愛好会の方から作業工程を学び、体験する
(5)ランプシェードを制作する
秋田県出身の私たちですが、『十文字和紙』という言葉は知っていても実際にどんなものなのか知りませんでした。愛好会の方に歴史を教えてもらい、江戸時代から続く伝統的技法を受け継ぐ職人が現在は一人しかいない事実を知りました。いかに後世に残していくべきか(ブランディング)について学び、唯一の職人・佐々木清男(きよお)さんや愛好会の方に作業工程を教えてもらいました。『紙漉(す)き』という一番の醍醐味(だいごみ)を体験することができ、職人のすごさを実感しました。その後、十文字和紙の特徴である『光を通す性質』に着目し、ランプシェードを制作しました。約1週間かけて制作した作品は、今年4月から5月にかけて増田まんが美術館に展示しました。
今回の取り組みを通して職人や愛好会の皆さんの和紙に込める温かい思いを理解することができ、その思いこそが今、そして未来の十文字和紙をつないでいると感じました。今後もこの貴重な体験を生かしていきたいです。
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