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(巻頭特集)能代(まち)の発展とともに50年 能代港Since1974(2)

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秋田県能代市

■これからの50年へ新しい能代港を目指して
近年、洋上風力発電事業の加速化により能代港を取り巻く環境は大きく変化しています。国では地耐力強化に関する事業、県では大森ふ頭用地造成事業が間もなく完了予定です。
日本全体の電力の安定供給、カーボンニュートラルポート形成による地域脱炭素社会の実現にも資するものと考えています。

◆能代港の未来に向けて
能代港は、これまで背後圏である能代・山本地域の物流拠点として重要な役割を果たすとともに、大規模な火力発電所が立地するなど、県北部のエネルギー拠点としての役割を
担ってきました。
近年は、国から洋上風力発電関係の基地港湾に指定され、秋田県沖で展開する洋上風力発電設備の整備において重要な役割を担うほか、日沿道の整備の進展により、貨物の集荷・集積などの物流機能強化が期待されています。
こうした能代港をとりまく状況の変化に対応するため、現在、国では大森地区において洋上風力発電設備の整備に対応するマイナス10m岸壁の整備を実施し、県では新たに10.4haのふ頭用地の造成を進めているところです。
今後も、能代港が未来に向かってより一層飛躍していけるよう、行政、関係団体、港湾利用者の皆様と協力し利用促進とにぎわい創出に取り組んでいきます。

◆エネルギーを核とした街づくりへ
風況がよく、港がある本市は「エネルギーのまち」を目指し、風力発電を中心とした再生可能エネルギーの導入拡大に取り組んでいます。
日本のフロントランナーを目指している洋上風力発電分野においては、秋田洋上風力発電株式会社が能代港の港湾区域内で洋上風力発電の国内初の大規模商用運転を始めました。
さらに一般海域では、促進区域に本市沖を含む2区域が指定されており、それぞれ事業者が選定されています。
こうした洋上風力発電事業により、今後ますます地域の産業振興や雇用創出、交流人口増加、関係人口創出などの波及効果が期待されます。市では、引き続き日本のカーボンニュートラル実現のため取り組んでいきます。

◇能代港の将来展開イメージ
(詳細は本紙参照)

■50周年記念事業
◆能代港開港50周年記念式典
能代港の発展に尽力した方々を招待し式典・祝賀会を開催します。
日時:7月5日(金)午後2時30分~
会場:プラザ都
内容:感謝状贈呈式、講演会など

問合せ:エネルギー産業政策課
【電話】89-2187

◆火力発電所の煙突ライトアップ
開港50周年を祝し、能代火力発電所の高さ180mの煙突をカラーライトアップします。

日時:7月1日(月)~午後7時~10時(1カ月程度の予定)

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