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CITY POLICY 令和6年度 施政方針(2)

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秋田県鹿角市

■経営戦略1 まちに人・モノ・外貨を呼び込む
▽関係人口の拡大
地方に関心のある首都圏住民から、本市の地域課題に取り組む関係人口になってもらえるよう、新たに関係人口育成講座を開催します。

▽地域間交流による交流人口の拡大
包括的連携協定を締結している学校法人武蔵野大学との連携をさらに深め、令和6年度に国内で初めて設置される「ウェルビーイング学部」の研究活動を積極的に誘致するほか、大正大学など多様な大学とも連携を図りながら、市内全域を大学キャンパスに見立てた「鹿角キャンパス構想」を推進します。

▽移住定住の促進
首都圏での移住フェアのほか、ガイドブックのリニューアルやSNSなどの活用を強化しながら、効果的な情報発信を展開します。また、市内事業所と連携し、市内に一定期間滞在して仕事などを体験できる滞在型のプログラムを新たに実施することで、移住者の増加につなげます。

▽ブランド農畜産品などの生産拡大
稲作中心から収益性の高い野菜や花きへの転換を推進するほか、米価の安定に向け、主食用米から飼料用米などの新規需要米への転換を進めます。また、「かづの牛」については、令和4年度に枝肉出荷頭数が初めて100頭を超えたことから、次の目標である枝肉出荷頭数120頭台の達成に向け、引き続き頭数の維持・拡大を支援するほか、かづの牛のGI登録に向け、関係機関や畜産農家と連携しながら進めていきます。

▽稼げる観光振興の推進
市全体を観光資源として生かした滞在型観光の充実を図るため、八郎太郎三湖伝説に係る広域連携の取り組みとして、関係自治体や団体と合同で祭りイベントを開催します。
移動の利便性向上を図るため、十和田八幡平予約型観光路線バス「八郎太郎号」の運行に加え、少人数の利用が可能で、利用時間も柔軟に対応できる移動手段として、新たに自家用有償旅客運送による車両運行を開始します。国際的観光地としての受け入れ態勢づくりのため、地域DMOに新たに小坂町を加え、地域連携DMOとして、鹿角エリア一体のプロデュース力を高め、持続可能で満足度の高い観光力づくりを進めます。

▽再エネ導入
県内で唯一、国の重点加速化事業の交付金を活用し、太陽光などの再エネ電源の開発のほか、企業や家庭への再エネ設備や熱利用機器の導入を支援します。また、市民や事業者が行うCO2の削減効果が高い省エネ機器への更新や、省エネ性能の高い家電購入の支援により、環境と生活の質の向上とグリーン経済の活性化を図ります。

▽EV導入の推進
EV(電気自動車)普及のためのマスタープランを策定し、EVをより身近に感じてもらうための講演会や試乗会などを引き続き開催します。

▽企業誘致の推進
企業誘致戦略に基づき、新たにサテライトオフィス視察ツアーなどを実施し、情報サービス業をメインターゲットとした企業誘致を推進します。

■経営戦略2 「世界遺産のまち」をつくる
▽ヘリテージ・ツーリズム
世界遺産、無形文化遺産や文化財を観光活用したヘリテージ・ツーリズムとしてプロモーション展開し、国内外からの観光誘客に取り組み「世界遺産のまち・かづの」としての認知度の向上を目指します。
また、令和5年度に「和食」のユネスコ無形文化遺産登録10周年を機に開催したシンポジウムをきっかけとして、郷土料理をテーマとしたイベントを開催し、地域の「食」の魅力を観光コンテンツとして積極的に活用し、誘客につなげていきます。

■経営戦略3 まちの経営力を高める
▽未来技術の導入
行政事務におけるペーパーレス化や電子決裁の拡充など、自治体DXを進め、市民サービスの向上と業務の効率化を図ります。

▽地域人材の育成、活動支援
地域づくり協議会などが主体となって開催する地域づくりミーティングを継続するほか、地域自らが課題解決に向けて主体的に取り組み、地域の活性化が図られる活動を支援します。

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