11月9日(土)から11月15日(金)まで秋季全国火災予防運動を実施します!
この機会に防火への意識を高めましょう
■地震火災対策の推進について
令和6年能登半島地震では、石川県輪島市において、焼損棟数約240棟、焼失面積約49,000平方メートルという大規模な火災が発生しました。
地震による火災の被害を減らすためには、日頃から一人ひとりが生活の中で防火意識を高めることが大切です。
消防庁では、本年11月9日(土)から15日(金)までの7日間、秋季全国火災予防運動を実施します。今回の火災予防運動では、感震ブレーカーの普及推進をはじめとする「地震火災対策の推進」、「住宅防火対策の推進」を重点推進項目として実施要綱に定めています。
地震火災を防ぐためには、感震ブレーカー、家具等の転倒防止、耐震自動消火装置等を備えた火気器具の普及等を推進するなどの出火防止対策に加え、住宅用火災警報器、住宅用消火器、エアゾール式簡易消火具などの設置といった火災の早期覚知・初期消火対策、さらには地域の防災訓練や自主防災組織への参加など、地域ぐるみの防火対策を推進することが重要となります。
◇重点推進項目
・住宅防火対策の推進
・地震火災対策の推進
◇推進項目
・多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底
・放火火災防止対策の推進
・製品火災の発生防止に向けた取組の推進
・防火対象物等における防火安全対策の徹底
・木造飲食店等が密集する地域に対する火災予防指導等の徹底
・乾燥時および強風時の火災発生防止対策の推進
■住宅用火災警報器の維持管理について
家庭に設置されている住宅用火災警報器については、火災予防運動期間中に点検を実施し、故障や電池切れが見つかった場合は、必ず機器を交換するようにしましょう。
また、住宅用火災警報器は、電子部品の劣化などにより火災を感知する機能が低下しているおそれもあるため、設置後10年を目安に本体の交換をするようにしましょう。
◇住宅用火災警報器(住警器)の維持管理について
・定期的な作動確認
点検ボタンを押すか点検ひもをひっぱり、定期的(※1)に作動確認をしましょう。
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作動確認をしても警報器に反応がなければ、本体の故障か電池切れです。(※1)警報器の本体または電池を交換しましょう。
・古くなったら交換
火災警報以外の警報が鳴った場合
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本体の故障か電池切れです。(※ 2)警報器本体を交換しましょう。
※1 住宅用火災警報器の電池の寿命の目安は約10年とされています。警報器の作動確認は、春秋の火災予防運動の時期に行うなど、定期的に実施してください。
※2 故障か電池切れか分からないときは、取扱説明書を確認するか、メーカーにお問い合わせください。なお、電池切れと判明した警報器が設置から10年以上経過している場合は、本体内部の電子部品が劣化して火災を感知しなくなることが考えられるため、本体の交換を推奨しています。
■住宅防火いのちを守る10のポイント
防庁では住宅火災による死者の発生を防ぐため、多くの方に理解していただきやすいようにその対策をまとめた、「住宅防火いのちを守る10のポイント」を作成しています。
◇4つの習慣
1.寝たばこは絶対にしない、させない。
2.ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
3.こんろを使うときは火のそばを離れない。
4.コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
◇6つの対策
1.火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろなどは安全装置の付いた機器を使用する。
2.火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
3.火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類およびカーテンは、防炎品を使用する。
4.火災を小さいうちに消すために、消火器などを設置し、使い方を確認しておく。
5.お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
6.防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
■2024年度全国統一防火標語
守りたい 未来があるから 火の用心
併せて、消防庁では火災予防啓発用の動画やチラシを作成し、消防庁ホームページに掲載しています。住宅火災からいのちを守るための対策の確認にお役立てください。
お問い合わせ先:消防庁ホームページ
「住宅防火 いのちを守る10のポイント~4つの習慣・6つの対策~」
【URL】https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/materials/
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