◆熱中症から身を守りましょう!
全国では毎年、非常に多くの方が熱中症により救急搬送されています。昨年は、5月から9月までの全国における熱中症による救急搬送人員の合計が9万1,467人となり、平成20年の調査開始以降2番目に多い搬送人員となりました。非常に厳しい暑さが長期間にわたって続き、5月から7月および9月がそれぞれの月で過去2番目、8月が過去3番目の多さとなりました。
熱中症は、正しい知識を身につけることで未然に防ぐことができます。適切なエアコンの使用や、こまめな水分補給、日傘や帽子を活用するなどして、一人一人が熱中症予防を心がけていただくようお願いします。
令和6年4月24日から、気温が特に著しく高くなることにより熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合に「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。熱中症特別警戒アラートの発表地域では、自発的な熱中症予防行動を積極的に行っていただくとともに、家族や周囲の方々への見守りや声かけなどを行ってください。
◇熱中症とは
熱中症は、温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、立ちくらみ、頭痛、吐き気、ひどいときには、けいれんや意識をなくすなど、様々な障害をおこす症状のことをいい、最悪の場合は死に至ることがあります。
◇熱中症から身を守るために心がけること
熱中症は、正しい知識を身につけることで、未然に防ぐことが可能です。本格的な夏が始まりますので、熱中症の予防にご協力お願いします。
■こども・高齢者は特に注意が必要です!
▽こどもは…
(1)大人ほど暑さに強くありません
汗をかくなどの体温調節機能が未発達のため、体に熱がこもりやすくなります。
(2)自分では熱中症の予防を行えません
体に異変が起きても気づかないことがあるため、周囲の大人が気にかける必要があります。
▽高齢者は…
(1)体内の水分が不足しがちです
若年者に比べ体内の水分量が少ないため、こまめに水分補給を行う必要があります。
(2)暑さに対する感覚機能が低下しています
加齢により、暑さや喉の渇きに対する感覚が鈍くなります。
(3)暑さに対する体の調整機能が低下します
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑いときには若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
お問い合わせ先:
・熱中症情報ホームページ
・急お役立ちポータルサイト
※詳細は本紙をご覧ください。
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