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【tsulunos PLUS】+ネーチャー いきものスケッチ

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群馬県

群馬で見られる動植物の特徴や生態を紹介します

■赤色の花々が新緑にきれいに映える 県の花「レンゲツツジ」の群生地
レンゲツツジは、赤城山や武尊(ほたか)牧場、湯の丸高原など県内各地に見られ、県民に親しまれていることから昭和26年に群馬の県花に選ばれました。高原や牧場に群生地が多くあるのは、レンゲツツジには毒があり、放牧された牛や馬が食べるのを避け、残ったツツジの株が増えるためです。青空に映える新緑とツツジが見られるのは、牛や馬たちのおかげ。皆さんは知っていましたか?

・山肌を赤く染めるように埋めつくす「湯の丸高原レンゲツツジ大群落」

▼レンゲツツジ -蓮華躑躅-
○特徴
ツツジ科ツツジ属の落葉低木で有毒植物。枝先に輪をなすように付く花の様子をレンゲ(ハスの花)に見立てたことから、名付けられました。日当たりの良い高原や湿地に群生して、5月下旬〜6月中旬にかけて、きれいな花を咲かせます

・花びらは5枚で、一部には濃いオレンジの斑点模様が見られます
・花は直径5〜8センチの漏斗状(ろうとじょう)で、横向きに咲く
・有毒植物であり、花や葉には毒がある

▼見られる場所
○約60万株が咲き誇る湯の丸高原 毎年6月第4日曜日にはイベントを開催
6月初旬~下旬には湯ノ丸山を背景に赤色のレンゲツツジ約60万株が咲き誇ります。また6月の第4日曜日には「湯の丸高原つつじ祭り」も開催され、多くの人が訪れます

▼観察の注意点
○「きれいな花には毒がある!」葉や花、茎にある毒に注意
葉や花、茎にグラヤノトキシンなどのけいれん毒を含むため、誤食すると危険なので注意が必要です。
平地と違って標高の高い高原は天候が変わりやすく、急な雨に降られることもあるので、雨具を用意すると安心です。

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