◆日頃からの備えが、自身を守ります。
◇地震はいつ、どこで起こるか分かりません
令和6年1月1日(祝)に発生した能登半島地震から約2か月が経過しました。この地震により、建物の倒壊や津波の被害、大規模な火災のほか、地盤の隆起などの甚大な被害が発生し、被災地では停電、断水、物資の不足が続きました。
今回の地震により、本市では、緊急消防援助隊による安否不明者の捜索活動や、被災建物の被害状況などの調査、応急給水活動などの人的支援を行いました。
近年では、東日本大震災以降も熊本地震、北海道胆振東部地震などの大きな地震が発生し、日本各地に甚大な被害をもたらしました。また、南海トラフ地震や首都直下地震の発生も懸念されています。
自分自身や家族の大切な生命・財産を守るために、いま一度、地震への対策を見直しましょう。
◆いざという時のために備えましょう
◇備蓄は最低でも3日分
大きな災害が発生すると、食料品や日用品が不足するおそれがあります。市も食料などを備蓄していますが、その数には限りがあり、道路の寸断など、災害の状況によっては、避難所を開設しても、すぐに配布できない場合があります。
また、一人につき、1日に必要な水分量は3リットルといわれていますが、地震によって断水すると、水道から大切な水を確保できなくなります。
こうした事態に備え、非常用の食料や飲料水などは最低3日から1週間分備蓄しましょう。また、水なしで使用できる歯磨きシートやボディシート、レトルト食品や災害用トイレなどの防災用品も用意しておきましょう。
・非常食など必要な物を入れた非常持出袋を準備しよう!
取り出しやすく、災害の影響を受けにくい場所に置くことが大切です。
◇飲料水の備蓄目安
1日 3リットル × 3~7日分 × 家族人数
◇停電に備えましょう
夜間に大地震が起きて停電すると、出口がわからなかったり、ガラスの破片が見えないなど、大変危険です。また、インターネットや携帯電話などを利用できないおそれもあり、情報を得ることが困難になります。そのため、寝室やリビングには、懐中電灯やラジオ、予備の電池を常備しておきましょう。
また、電気ストーブ、ファンヒーターなどの電気を使用する暖房機器が使えなくなるため、寒さ対策に使い捨てカイロや湯たんぽなどの電気を使わない防寒グッズも備えておきましょう。
◇事前に確認しましょう
・避難場所や避難経路
避難が必要になった場合、慌てずに行動できるように避難場所をあらかじめ確認しておきましょう。避難場所までの経路についても危険な場所がないかどうか下見をしておくことが大切です。
また、市では「指定緊急避難所」と「指定避難所」を指定しています。詳しくは、市ホームページをご確認ください。
・安否の確認方法
勤務先や学校、外出先で被災した場合の安否確認方法や集合場所を事前に決めておきましょう。
問い合わせ:防災・危機管理課防災・危機管理担当
【電話】内線415
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