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【特集】なぜごみの分別が必要なのか(1)

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茨城県下妻市

日常生活を送る中で、「ごみ」は必ず出てきます。その「ごみ」は、主に燃やして処理するもの、埋め立てて処理するもの、そして「資源物」のようにリサイクルされるものに分かれます。
「ごみ」を燃やす際に発生するダイオキシンの問題は、ごみ処理施設による厳重な管理・抑制が行われておりますが、処理過程で排出される二酸化炭素等の温室効果ガスにより、地球温暖化が深刻化するなど環境へのダメージが少なからず存在します。埋め立て処理についても、最終処分場の容量には限りがあり、新たな場所を新設する場合は、多くの費用がかかることになります。
このような「ごみ」問題の解消やカーボンニュートラルに向け、「ごみをゼロにする」必要がありますが、日常生活の中で必ず排出される「ごみ」を「ゼロにする」のは現実的には難しいため、「ごみを減らす」ための取り組みが求められています。
「ごみ」の中から、かん・びん・ペットボトル等の「資源物」を分別・リサイクルし、新たな資源として復活させることは、「ごみをゼロにする」ことと同じことです。
下妻市では、「下妻市分別収集計画」を策定し、一般廃棄物(ごみ)の大半を占める容器包装廃棄物(かん・びん・ペットボトル・紙パック等)の分別収集や、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進することによって、「ごみ」の減量や最終処分場の延命化、資源の有効利用など循環型社会の形成に努めています。

■「資源物」は生まれ変わる
みなさんから集めた「資源物」は、リサイクル事業者に直接搬入され、再び製品の原料等となり、製品工場で再利用される製品に生まれ変わります。

■ごみの分別にご協力を
私たちが生活するうえで毎日出るごみ。そのごみを処理しているのがごみ処理施設「クリーンポート・きぬ」になります。特に、不燃ごみは、施設搬入後に、異物を取り除く作業を人の手で行っています。刃物や釘などの鋭利なごみによる作業員のけがや、スプレー缶やライター・リチウムイオン電池などの誤った排出・不燃ごみへの混入により、施設等の設備損傷や火災につながる恐れがあります。
施設等の設備損傷や火災などが発生すると、修理に多額なお金と時間がかかるだけでなく、その後のごみ処理に支障をきたします。施設等が一時的にストップしてしまい、最悪の場合、みなさんの普段の生活ごみを収集できなくなる可能性もあります。施設等が安全に稼働できなければ、街中がごみであふれ、衛生的な生活が送れなくなってしまいます。
こうした事態を未然に防ぐためにも、ごみを出す際の分別にご協力をお願いします。
また、分別は「ごみ」を「資源」に変える大切なひと手間です。一人ひとりにとっては小さなひと手間かもしれませんが、市全体では大きなひと手間となります。
リサイクル率を向上させ、美しい自然環境を次世代に引き継ぐためにも、適切な分別にご協力ください。

■令和4年と令和5年(上期)のごみ・資源収集量を比較しました
不燃ごみに混入していた資源の分別にご協力いただいた結果、資源(かん・びん)の回収量が増えるとともに、可燃・不燃ごみの処理量を減らすことができました。

◇ごみ・資源収集量

◇市民1人あたりのごみ・資源収集量

問合せ:環境課

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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