市では、子宮頸(けい)がんの予防や早期発見をするためにワクチンの定期接種や検診を行っています。子宮頸がんは最も予防しやすいがんと言われており、がん予防の知識が大切です。不安に感じた時は、かかりつけ医や健康づくり課などに相談してください。
■子宮頸がんとは
子宮の頸部という入り口付近に発生するがんで、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられています。
日本では毎年11,000人の女性がかかり、約2,900人が亡くなっています。最近は20~30歳代での発症が増えており、30歳代までにがんの治療によって子宮を失う(妊娠できなくなる)人も1年間に約1,000人います。
■子宮頸がんを防ぐポイントは?
初期症状がほとんどないため、発見された時にはがんが進行していることもあります。私たちが自分でできる対策は次の2つです。
ポイント1 ワクチン接種で感染予防
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ポイント2 検診で早期発見・治療
◇HPVワクチンを接種しましょう
最新の9価HPVワクチンを接種すると、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぐ効果があります。また、次の対象者には無料で接種を行っています。
[定期接種]
対象:小学6年生~高校1年生相当年齢の女性
接種期限:高校1年生相当年齢に達した年度の3月31日
[キャッチアップ接種(特例措置)]
対象:平成9年4月2日以降生まれで未接種の女性
接種期限:令和7年3月31日
※この期間を過ぎてから自己負担で接種しようとすると10万円程度かかる場合があります。
◇子宮頸がん検診を受けましょう
市内在住の20歳以上を対象に実施しており、年度内に1回受けられます。「集団検診」か「医療機関検診」を選んで受診してください。
今後の検診は4月以降に行います。詳細は、広報古河4月号と同時配布する「特定健診・がん検診のご案内」または市ホームページをご覧ください。
問合せ:(福)健康づくり課
【電話】48-6882
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