市では、誰もが自分らしく暮らすことのできるまち「ダイバーシティもりや」の実現を目指し、さまざまな多様性を自分ごととして見つめてもらうため、毎回異なるテーマをご紹介します。
■vol.11 エクイティとビロンギング
○エクイティって?
「エクイティ(Equity)」とは「公平性・公正性」を意味する言葉で、集団や組織の中において、それぞれの状況やニーズに合わせた機会や支援が受けられる状態を示します。
多様性を認め合い、お互いを受け入れて尊重するという環境があっても、出発時点から不公平が存在していては、その後いくら平等な機会や手段が提供されたとしても、その不公平は改善されません。ましてや不公平が定着してしまう可能性があるため、エクイティの考えが重要とされるようになりました。
○ビロンギングって?
「ビロンギング(Belonging)」とは「帰属性・所属」を意味する言葉で、自分らしさや自身の個性を活かしたまま集団や組織に属し、「自分の居場所はここにある」「ありのままの私が受け入れられている」といった安心感や信頼感が得られている状態を示します。
昨今、ダイバーシティの考えが広まり、多様性を認め合う動きが推進されていく中で、マイノリティの方向ばかりに目が向いてしまわないよう、所属する一人ひとりが帰属意識を感じることのできる集団・組織にしていく必要があるという考えです。
これらの考えは、連載第1回で紹介したダイバーシティ・インクルージョン(D&I)と深く関わるものとされ、それぞれの頭文字を組み合わせて「DEIB(デイブ)」と呼ばれたり、「DE&I」「DEB&I(DEI&B)」といった表し方をされたりと、さらに重要視されてきています。
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問合先:市役所人権推進課(文化会館) 人権推進G
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