■1 高齢者肺炎球菌ワクチン[一部助成]
肺炎球菌の重症化予防の効果があります。1回の接種で5年以上免疫(抗体)が持続するといわれています。
○高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用の一部助成制度
肺炎球菌ワクチン(23価)を1度も接種したことがない65歳以上の方が接種する際は、接種費用のうち3,000円を助成します。4月から以下の方が対象になります。
・65歳の方(定期予防接種)
助成券:誕生日前に郵送
接種期限:66歳の誕生日の前日まで
・66歳以上の方(任意接種)
助成券:申請が必要です(電話・電子申請)
接種期限:令和7年3月末まで
・過去に肺炎球菌ワクチンを接種している方
過去に1度でも肺炎球菌ワクチンを接種した方への助成制度はありません。かかりつけ医などと相談し、再接種の必要性、接種時期などをご検討ください。
○肺炎球菌感染症とは?
肺炎球菌は、鼻やのどなどに存在する身近な細菌です。健康な状態では、感染症を引き起こすことはありませんが、糖尿病、呼吸器疾患などの慢性疾患を持つ方やご高齢の方などは、肺炎や敗血症などを起こすことがあります。
《ポイント》
これまでに1度も接種をしていない方は、接種をご検討ください。
■2 子宮頸がん・HPVワクチン[無料]
HPVワクチンを接種することで、HPV感染を50~90%予防できます。接種回数は、2回または3回です(年齢による)。標準的な接種スケジュールでは、接種開始から完了まで約6カ月かかります。
令和6年度の接種対象者:
(1)小学6年生~高校1年生相当の女子(定期接種)
→接種期限…高校1年生相当まで(高校1年生の3月末まで)
(2)平成19年4月2日~平成9年4月1日生まれの女性(キャッチアップ接種)
→接種期限…令和7年3月末まで
○子宮頸がん・HPVとは?
子宮の出口に近い部分にできるがんです。このがんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因で発症すると考えられています。「女性の多くが一生に一度は感染する」と言われているウイルスで、感染してもほとんどの人は自然に消えますが、一部の人はがんを発症してしまうことがあります。
《ポイント》
対象者(2)(キャッチアップ接種)と高校1年生相当が無料で接種できるのは、令和7年3月末まで。
まだ接種をしていない方で、希望する場合は遅くても9月までには接種を開始しましょう。
■3 風しんクーポン[無料]
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性は、風しんの公的な予防接種が行われておらず、抗体を持っていない人が多くなっています。対象者へ、風しんの抗体検査が無料でできるクーポンを送付していますので、ぜひご利用ください。
※検査結果で抗体のない方は、予防接種も無料でできます。
対象者:昭和37年4月2日~昭和54年4月1日の間に生まれた男性
クーポン発送時期:令和4年4月に送付済
※転入や紛失などでクーポンがお手元にない方は電子申請で再発行手続きをしてください。
クーポン使用期限:令和7年3月末
○風しんとは?
風しんは飛まつなどによって他の人にうつる、感染力が強い感染症です。妊娠早期の方が感染すると、先天性風しん症候群(目や耳、心臓に障がいがでること)になる可能性があります。大人が感染すると子どもに比べて、症状が重くなることがあります。また、無症状でもうつすことがあるので、感染拡大を予防するために社会全体で免疫を持つことが重要です。
《ポイント》
風しんクーポンの使用期限は残り約1年。
この期間に無料で抗体検査をしましょう。
問合先:保健センター 保健・管理G
【電話】48-6000(音声案内1)
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