蚊は耳ざわりな羽音や刺されることで強いかゆみが生じるなどの不快感を与えるだけでなく、感染症を媒介することがあります。
蚊による被害を未然に防ぐには、普段からの対策が必要です。蚊の生態や発生場所などを知ることにより、家の周りから発生源をなくすよう心がけましょう。
■蚊の発生場所
蚊は、卵から成虫になるまで水中で生活します。ちょっとした水たまりがあれば、場所を問わずに卵を産むことができます。
○水たまりができやすい場所
・雨水枡や排水枡
・側溝や雨どいの詰まり
・植木鉢の受け皿、放置されたジョウロやバケツ
・シートのたるみ(自転車の雨よけシート、防草シート、ブルーシートなど)
・ポイ捨てされた空き缶、空き瓶
・古タイヤの周り など
■蚊の主な種類
○アカイエカ(イエカ属)
色:全身が赤褐色である。
大きさ:約5mm
主な発生源:下水道・浄化槽など、中程度の水源
特徴:主に夜間に吸血する。成虫のまま越冬できる。
○ヒトスジシマカ(ヤブカ属)
色:体の中央に白い縦線があり、脚は縞模様。
大きさ:約4~5mm
主な発生源:小型容器、雨水桝などの小さな水源
特徴:主に早朝から夕方にかけて吸血する。成虫は越冬できない。
■蚊を発生させないためには
・不要な水たまりをなくす。
・水をなくせない場合には、定期的に掃除をしたり、こまめに水を入れ替える。
・水が取り除けない雨水桝や排水桝などは、蓋の隙間を網などでふさぐ。
■蚊に刺されないためには
・家への侵入を防ぐため、出入りは素早く行い、網戸や窓などをしっかり閉める。
・蚊の多い場所・時期の外出は、肌の露出が少ない服装で、虫除けスプレーを使用する。
問合先:生活環境課 環境・廃棄物G 内線145
<この記事についてアンケートにご協力ください。>