■備えのポイント
水・食料や生活用品の備えはもちろん必要ですが、子どもや高齢者、ご自身の体調に合わせた必需品や、非常時に手に入りづらいものなど、各自の状況に合わせて必要なものを優先して備えましょう。
○自身に合った備え
・乳児がいる家庭…子ども用紙オムツ、お尻ふき、離乳食、ミルク
・ペットのいる家庭…リード、ケージ、ペットフード、水、トイレシート、処方薬
・高齢者がいる家庭…大人用紙パンツ、入れ歯・洗浄剤、杖
・女性の備え…生理用品、サニタリーショーツ
・持病をお持ちの場合…持病の薬、お薬手帳のコピー
参考:首相官邸ホームページ、守谷市ペット避難所マニュアル
○日用品の備え
・飲料水(1人1日3リットル)
・非常食(缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品)
・懐中電灯
・衣類
・毛布
・洗面道具(歯ブラシなど)
・マスク、消毒液 など
3日分の備蓄を!
参考:守谷市防災ガイドブック
○トイレ問題
意外と盲点になりがちなのが「トイレの備え」!?
・何が問題になる?
災害時、仮設トイレは設置までにある程度時間がかかります。また、大勢の人が限られたトイレを利用するため、あっという間に周囲が汚れ、便器が満杯になるなど、不衛生な環境になりがちです。
令和6年能登半島地震でも、避難所のトイレに長蛇の列ができてしまい、食料や飲料水を摂るのを我慢している人も多くいるほど。いざというときのために、簡易・携帯トイレといった災害時用トイレの備えは大切です。
[災害に備えた備蓄状況]
出典:(一社)日本トイレ協会 災害・仮説トイレ研究会 携帯トイレ分科会(EXECELSIOR、サンコー、スターライト工業、総合サービス、日本セイフティー、日野興業)
・災害時用トイレの備えはどのくらい必要?
私たちの平均排せつ回数は1日5回程度。5回×家族分×1週間分あると安心です。
・健康への被害も
不衛生な排せつ環境は「ノロウイルス」などの感染症の原因に。トイレを我慢したり、水分の摂取を控える行為は、膀胱炎や脱水症、便秘などにつながることも。
■防災クイズ
◇Question
Q.1 9月1日は「防災の日」である。
Q.2 エレベーターの中で地震が発生! そのまま動かないで助けを待つ。
Q.3 屋外で地震が発生! 揺れが怖いから塀や建物の近くにすぐに避難しても大丈夫である。
Q.4 災害時、情報を集めるためにSNSのさまざまな情報を全て信用しても大丈夫。
Q.5 災害時に家族と合流するため、あらかじめ家族で集合場所や避難経路の確認をした方が良い。
Q.6 災害の備えとして食料品の備蓄は1日分で十分である。
Q.7 大人1人が1日あたり必要な災害時用トイレは5回分である。
Q.8 大人1人が1日に必要とする水の量は1リットルである。
Q.9 市内の水害想定エリアや避難場所などは防災ハザードマップで確認できる。
◇Answer
A.1 〇
大正12年9月1日に発生した関東大震災を機に地震などに対する心構え育成のために創設されました。
A.2 ×
エレベーター内にある全ての階のボタンを押して、ドアが開いた階で降りるようにしましょう。無理やりドアをこじ開けるのは危険です。
A.3 ×
塀や建物は地震により倒れたり潰れたりする可能性があるため、近づかないようにしましょう。令和6年能登半島地震でも多くの塀や建物が倒れてしまいました。
A.4 ×
災害時には「早く情報を伝えたい」という思いを利用した、フェイクニュースを流布しようとする人もいます。情報はしっかりと精査して収集しましょう。
A.5 〇
確認しておきましょう。守谷市では小学校や公園などが避難場所に指定されています。守谷市防災ガイドブックで位置を確認してください。
A.6 ×
最低でも3日分、理想は1週間分を備蓄しておくと良いとされています。電気や水道などのライフラインの復旧に1週間以上かかるケースもあります。令和6年能登半島地震ではガスの復旧に約3日間、断水復旧に約1か月かかりました。
A.7 〇
大人の平均排せつ回数は1日あたり5回と言われています(大1回、小4回)。
A.8 ×
大人が1日に必要とする水の量は3リットルと言われています。
A.9 〇
確認できます。防災ハザードマップは市の守谷市防災ガイドブックに織り込まれています。ご活用ください。
■我が家の安全対策(広報もりや7月号読者アンケート回答)
・すぐに逃げられるように、玄関には物を置きません。寝ている間に物が落ちてこないよう、寝室は布団以外なるべく置きません。(40代女性)
・いざというとき用のものが詰まったリュックを買っていて、水や長期保存の食べ物などは、見直して入れ替えをしています。(50代女性)
・電気ブレーカーの自動遮断装置の取り付けや家具の固定をしています。(60代男性)
■いざというときの情報取得先
・避難所の開設状況や市内の被害状況など…守谷市公式アプリMorinfo(もりんふぉ)
・リアルタイムで速報をお届け…守谷市公式SNS
・詳しい災害情報を知りたいとき…守谷市公式ホームページ
・多言語による災害時マニュアル…茨城県公式ホームページ
・自分に合った備蓄を知りたいとき…東京備蓄ナビ
・登録したアドレスにメールで配信…メールもりや
※二次元コードは本紙6ページをご覧ください。
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