必要な栄養素を過不足なく摂取するには、いろいろな食べ物をバランスよく食べることが必要です。また、主食・主菜・副菜を組み合わせた栄養バランスに配慮した食生活は生活習慣病予防や死亡のリスク低下にも関係しています。
■主食・主菜・副菜を組み合せた食事とは?
食事の際に、主食・主菜・副菜を組み合わせることを意識すると、栄養面だけでなく、見た目にもバランスの良い食事になります。
・主食
炭水化物の供給源となる、ごはん、パン、めんなどを主材料とする料理
・主菜
たんぱく質の供給源となる、肉、魚、卵、大豆および大豆製品などを主材料とする料理
・副菜
各種ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源となる、野菜、いも、豆類(大豆を除く)、きのこ、海藻などを主材料とする料理
■健全な食生活の実践を
食生活をめぐる諸問題を解決するため、国民一人ひとりが健全な食生活を実践できるように、国では平成28年6月に「食生活指針」を改定しました。食生活指針は、食料生産、流通から食卓、健康へと幅広く食生活全体を視野に入れて作成されています。
○食生活指針
(1)食事を楽しみましょう。
(2)1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
(3)適度な運動とバランスの良い食事で、適正体重の維持を。
(4)主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
(5)ごはんなどの穀類をしっかりと。
(6)野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合せて。
(7)食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。
(8)日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を。
(9)食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。
(10)「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう。
過去の栄養士コラムはこちら:【ID】007562(二次元コードは本紙をご参照ください)
問合せ:健康増進課 健康支援係
【電話】0299-48-0221
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