熱中症とは、高温で湿度が高い環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなることで、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内にいるときでも発症することがあり、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
令和5年中の全国の熱中症による救急搬送人員は、7月は6月にくらべ約5倍に増加しており、特に7月から8月にかけての救急搬送が非常に増えています。
(消防庁報道資料をもとに作成)
■熱中症予防のために
◆暑さを避ける、身を守る
▽室内では
・扇風機やエアコンで温度をこまめに調節
・室温をこまめに確認
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
▽屋外では
・日傘や帽子の着用
・日陰の利用、こまめな休憩
・日中の外出をできるだけ控える
▽からだの蓄熱を避ける
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
◆こまめに水分を補給する
・室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
■指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を活用ください
◇クーリングシェルターとは?
令和6年4月1日に全面施行された改正気候変動適応法に基づいて、適当な冷房設備を有するなどの要件を満たす施設を、誰もが利用できる暑さをしのげる施設として、市町村が指定した施設のことです。
熱中症特別警戒アラートが発表されるなど、危険な暑さが見込まれるときは、冷房が効いた室内で過ごすことが基本ですが、やむを得ず外出する際に危険な暑さに見舞われた場合や自宅に冷房設備がない場合は「クーリングシェルター」を活用ください。
◇市内のクーリングシェルター設置施設
※休館日、開設時間、受入れ可能人数については市ホームページをご確認ください。
◇民間のクーリングシェルターを募集します
クーリングシェルターを運用し、市と一緒に熱中症対策に取り組んでいただける民間施設を募集します。ご検討いただける事業者の方は、市ホームページをご確認ください。
◎クーリングシェルターのポイント
市内に所在する施設で、次の条件を満たす施設。
・適当な冷房設備を有すること
・熱中症警戒アラートおよび熱中症特別警戒アラートが発表された時は、あらかじめ公開する開放可能日時において、当該施設を開放することができること
・滞在の用に供すべき部分について、必要かつ適切な空間の確保ができること
問い合わせ:(水)生活環境課
【電話】内線2801
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