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有機農業ニュース

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茨城県常陸大宮市

常陸大宮市では「子どもたちに最高の給食を届けたい」という思いからオーガニック給食の実現を目指し、有機農業を推進しています。令和4年度から、順次、学校給食で農薬や化学肥料を使わずに栽培した野菜や米の使用を開始し、令和5年度には「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。今年度も有機農業を推進するため、様々な取り組みを行っています。

◆山方小学校で給食の時間に生産者と交流会
5月29日、児童の食育を目的に、常陸大宮市立山方小学校3年生の児童が、学校給食に野菜を納入している市内のコトコトファーム代表の古東(ことう)篤さん、佐藤勝さんと給食交流をしました。この日のメニューは、ミートドッグ(コッペパン)、牛乳、寒天入りヘルシーサラダ、ミネストローネで、古東さんと佐藤さんの生産したキャベツとニンジンが使われました。コトコトファームは、有機JAS認証取得を目指して野菜の生産をしており、この日の給食に使ったキャベツとニンジンも有機的管理のもと栽培されたものでした。
栄養教諭の植田琴先生は、事前に畑を訪れて、収穫の様子を写真に収め、給食の時にスライドで紹介しました。児童からは「何種類の野菜を作っていますか」「なぜコトコトファームという名前なのですか」「どこで売っていますか」などの質問が出ました。さらに、「それはキュウリの苗だよ」「うちのおじいちゃんも作っているよ」など生活のなかの野菜に関する話題で盛り上がり、楽しい雰囲気の中で食事ができました。生産者を前に、児童の食欲も旺盛になり、給食缶はあっという間に空っぽになっていました。

◆未来につながる持続可能な農業推進コンクール 常陸大宮市が関東農政局長賞を受賞
関東農政局が主催する「令和5年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の有機・環境保全型農業部門で、常陸大宮市が関東農政局長賞を受賞しました。このコンクールで市が受賞した部門は、有機農業を始めとする環境保全型農業の取組を通じて、地域づくりや有機農産物の生産・消費の拡大、環境負荷低減や生物多様性など環境の保全などに顕著な成果を上げている農業者や自治体等を対象としており、市の有機農業推進の取り組みが評価され、今回の受賞に至りました。

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