[特集]市内アクティビティで自然を感じよう!(1)

1／13

面積の約6割を山林が占める自然豊かな常陸大宮市。その豊かな自然をゆったり楽しめるようなハイキングコースが市内各地で整備されています。今月号では市内4地域のハイキングコースのほか、自然を感じられるアクティビティを紹介します。

■ハイキングコースで自然を満喫!
◆自然を楽しむ　その1
◇ハイキング
・ハイキングって何?ウォーキングや登山との違いって?
ハイキングとは、短時間・軽装備でできる軽登山をいいます。高低差のある道を歩くことから、筋肉に負荷がかかるため、ウォーキングよりも心拍数が上がって、体力向上につながります。また、山の中などを歩くので、生き物が暮らす跡や、草木の生え方などから、その場所の生態やその土地の歴史など、新たな発見をすることができます。木や花などの季節の移り変わりや、小鳥などの鳴き声を楽しむこともできるので、自然の力による心のリフレッシュ効果もあります。

・ボランティアの手で整備された市内のハイキングコース
常陸大宮市のハイキングコースは、一番高い標高でも511mで、低山に分類される山を進む道のりになっています。整備ボランティアなどが草刈りを行うなど、多くのコースは定期的に手入れされており、登山よりも低い難易度で大自然を満喫することができます。

・自然豊かな場所を歩くからこそ、服装や持ち物にも気を配って!
ハイキングを存分に楽しむには、自然の中をできるだけ快適に歩けるような準備が必要です。
ハイキングコースには虫が多く生息しており、蚊や蜂などに刺される可能性が高くなるため、服装は長袖で、虫除けスプレーや蚊取り線香をベルトループに下げられるような道具を活用するなどの対策をしましょう。気温やコースの長さに関わらず水やスポーツドリンクを必ず持ち歩き、水分補給を欠かさないようにしましょう。
また、数日前の天気やコースによっては、地面が濡れていたり、岩が多かったりなどで滑りやすくなっている場所があります。靴は、登山靴を履くなど、動きやすさだけでなく、滑りにくさも重視して選ぶようにしましょう。
ハイキングは見晴らしの良い場所まで登ることを目標に行うことが多いですが、一番重視するべきことは登山と同じく「無事に帰ること」です。帰りの体力も考え、途中で立ち止まって一息ついたり、場合によっては頂上まで行かずに下山をするなど、自分の体と相談しながら、進むようにしましょう。

○(御前山)御前山ダムハイキングコース
雄大な御前山ダムを取り囲む四季折々の表情が見える「御前山ダムハイキングコース」。毎年春に開催する「御前山ダム湖周辺を歩く会」では、多くの参加者が、整備ボランティアの説明とともに、御前山ダム周辺の景色を楽しみます。令和4年には、御前山ダムを一望できる見晴らしエリアなども整備され、さらに御前山ダム周辺の景色を楽しむことができるようになりました。

御前山ダムハイキングコースガイドマップはこちらから
※二次元コードは本紙をご覧ください。

・ポイント1　御前山ダム湖と山々の景色を一望できる3つの見晴らしエリア
コース内には御前山ダムを一望できる見晴らしエリアが3か所あります。それぞれの見晴らしエリアは近い距離にあり、少しずつ角度が違う見晴らしを気軽に味わうことができます。また、各見晴らしエリアでは、ベンチなどに腰掛けられるようになっているため、景色を見ながら持ってきたご飯を食べることもできます。

・ポイント2　初心者もチャレンジしやすい整備されたコース
見晴らしエリアに最も近いハイキングコース入口は西口で、460mと短く、10〜15分程度で見晴らしエリアにたどり着くことができるため、気軽に登ることができます。ハイキングコース以外にも、ダム湖をほぼ一周する舗装された歩道のコースもあり、ハイキング初心者でも安心して一周することができます。

・おすすめポイントを教えてくれたのは……
ボランティア団体　御前山ダム環境センター
平成21年に御前山ダム環境センターとして活動が始まり、御前山ダム周辺の環境整備や「御前山ダム湖周辺を歩く会」の開催、御前山ダムビオトープでの希少動植物の保護などを行っている市民団体です。
この活動が認められ、令和6年3月には、環境省が進める、2030年までに陸と海の30%以上を自然環境エリアとして保全するための取組を行う「30 by 30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス参加団体」に認定されました。

問い合わせ：地域創生課地域創生グループ
【電話】52-1111(内線128)