◆虚血性心疾患の原因を学んで、体を守ろう!
「虚血性心疾患」とは、動脈硬化や血栓で心臓の血管が狭くなり、心臓に酸素や栄養が行き渡らなくなり、心臓が酸素不足(虚血)の状態になることをいいます。これにより胸が痛くなるなどの症状が表れます。よく耳にする「心筋梗塞」や「狭心症」もまとめて「虚血性心疾患」といいます。心臓が酸素不足になると、心臓の筋肉の細胞が死んでしまうため、状態によっては、発症して数時間のうちに処置が必要になる、命に関わる疾患です。
◇常陸大宮市民は急性心筋梗塞の死亡率が全国平均と比べて非常に高い!
市内で亡くなった方の死因ごとに標準化死亡比(※)を見てみると、男女ともに虚血性心疾患の中に含まれる急性心筋梗塞が1位になっており、全国平均と比べて、約1.6〜1.9倍高いことがわかっています。このことから、虚血性心疾患の予防に市全体として取り組むことが必要と考えられます。
※標準化死亡比…年齢構成の異なる地域間の死亡状況を比較するために、年齢構成の差異を調整して算出した死亡率。全国平均を100とし、標準化死亡比が100以上の場合は全国と比べ死亡率が高いと判断される。
・急性心筋梗塞の標準化死亡比(平成28年度〜令和2年度)
・男女別 常陸大宮市の平成28年度から令和2年度までの死因別の標準化死亡比
(男性)
(女性)
◇虚血性心疾患の一番の原因「動脈硬化」を学ぶ健康セミナーを開催します
「延ばそう健康寿命〜血管を守る〜」をテーマに、虚血性心疾患の一番の原因「動脈硬化」を学ぶ健康セミナーを開催します。動脈硬化と生活習慣病の関連について、専門医による講演を行うほか、簡易骨量測定や血管年齢測定、食生活改善推進員による試食コーナーもあります。この機会に動脈硬化に関する正しい知識を学んでみませんか?皆さんのご参加をお待ちしています。
◇セミナーの概要
日時:9月29日(日)
・相談会…正午~15:30(薬剤師・保健師)
・講演…13:30~15:00(質疑15分含む)
場所:常陸大宮市文化センター ロゼホール
講師:医療法人エヌ・ティークリニック院長 高山愼吾医師
対象:市内に在住・在勤・在学の方
定員:100名(定員に達し次第締切)
参加費:無料
申込方法:
・申込フォーム
・健康推進課へ電話(【電話️】54-7121)
申込締切:9月20日(金)
問合せ:常陸大宮市総合保健福祉センター「かがやき」内 健康推進課
【電話】54-7121
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