誰もが空き家の所有者となる場合があります。
空き家は皆さんの大切な資産です。家族や親戚が所有していた家を相続したらどうするか、具体的な見通しをつけておくことで、有効的な活用につなげましょう。
市内を対象に実施した空家実態調査では、空き家の件数がここ数年で急増していることが分かりました。
■空き家になった理由
1位:住んでいた人が亡くなった
2位:相続等により取得したが、入居していない
3位:別の住居に転居した
■空き家になる前に家族で話し合ってみませんか?
元気なうちに話し合いましょう
・実家の両親、今は健在だけどもしものことがあったら相続しないといけないわね。今のところ住む予定はないから賃貸もいいかな。
・自分にもしものことがあったら誰が今の家を引き継ぐのだろうか。揉め事にならないように話し合っておこう。
・元気な両親と相続の話をするのはどうかなと思っていたけど、今後のことを考えたら今のうちに話しておいた方が安心だね。
・子どもたちに引き継いでもらえたら嬉しいけど、負担を考えたら、誰かに売るのも悪くないな。
■所有者になったらどうするか具体的に考えてみましょう
(1)所有し続ける
所有し続けるには、継続的に管理していくことが大切です。住宅は、適切に管理されなくなると、急激に劣化が進みます。トラブルを起こさないためにも、責任をもって管理しましょう。
(2)家を解体する
利活用の予定がない場合は、家を解体するのも一つの方法です。維持費はかからなくなりますが、多額の解体費用が掛かります。また、更地にすると、税金が高くなる場合もあります。解体した後の土地の活用方法もあわせて検討しておきましょう。
▽もしも、空き家を放置するとさまざまな問題が起こります。
・放火の危険
・動物が棲みつく
・倒壊・破壊
・不審者や犯罪者の危険
・草が茂り虫が発生
・不法投棄
(3)賃貸や売買で利活用する
第三者に賃貸・売買する方法があります。空き家の期間が短いほど、借り手や買い手が見つかりやすくなります。
市でも、「じょうづるホーム(空き家・空き地)」バンクを実施し、空き家・空き地を「売りたい人」「買いたい人」の橋渡しをサポートしています。
▽これまでの実績(H27~R4年度)
物件登録:181件
成約件数:131件
購入・賃貸希望者:249件(R5.10.1時点)
・70%以上が成約!
・空き家の購入・賃貸を希望する方が多い状況です。
詳しくは、本紙4ページをチェック!
■ご存じでしたか?令和6年4月から相続登記が義務化されます。
不動産を(建物・土地)を相続で取得したことを知った日から3年以内に、相続登記をすることが法律上の義務になります。
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