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令和6年度 全国学力・学習状況調査の結果

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茨城県桜川市

実施日:令和6年4月18日

市内小・中・義務教育学校の結果をお知らせします。なお、この調査の目的や、調査結果は学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面です。

◆調査の目的
▽義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
▽学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善などに役立てる。
▽教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。

◆調査の内容
▽教科に関する調査(国語、算数・数学)
・次の(1)と(2)を一体的に出題。
(1)主として「知識」に関する問題
(2)主として「活用」に関する問題
▽質問調査
学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などに関する質問調査を実施。

■小学校・義務教育学校(前期課程)
対象:市内小学校第6学年、義務教育学校第6学年(前期課程)
調査人数:290人
調査内容:国語、算数、学校・児童質問調査

◇小学校国語では
「情報の扱い方に関する事項」「書くこと」「読むこと」の内容に成果が見られました。
▽成果が見られた問題
・目的や意図に応じて、集めた材料を分類したり関係付けたりして、伝えたいことを明確にすることができるかをみる問題
・情報と情報との関係付けの仕方、図などによる語句と語句との関係に表し方を理解し使うことができるかをみる問題

▽課題が見られた問題
・学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使うことができるかをみる問題
・資料を活用するなどして、自分の考えが伝わるように表現を工夫することができるかをみる問題

◎今後の対応
前学年に配当されている漢字を、文章の中で使おうとする習慣や、漢字のもつ意味を考えて使う習慣を身に付けさせていきます。また、目的や意図に応じて資料の順番を変えたり、適切な時間や機会での資料の提示の仕方について検討する時間を設けたりする活動などを取り入れます。

◇小学校算数では
「変化と関係」「データの活用」の領域の内容で成果が見られました。
▽成果が見られた問題
・速さが一定であることを基に、道のりと時間の関係について考察できるかどうかをみる問題

▽課題が見られた問題
・球の直径の長さと立方体の体積の求め方を式に表すことができるかどうかをみる問題

◎今後の対応
図形の体積や面積を求める際、必要な情報を自ら選び出すために、各学年の学習内容を関連付けて活用できるようにします。

◇児童質問調査では
「ICTを活用した学習状況」に成果が見られました。
▽成果が見られた項目
・ICT機器を活用し、自分のペースで理解しながら学習を進めることができる

▽課題が見られた項目
自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫する

◇学校質問調査では
「昨年度調査の自校の結果について、調査対象学年・教科だけではなく、学校全体で教育活動を改善するために活用した」に成果がみられました。

■中学校・義務教育学校(後期課程)
対象:市内中学校第3学年、義務教育学校第9学年(後期課程)
調査人数:296人
調査内容:国語、数学、学校・生徒質問調査

◇中学校国語では
「我が国の言語文化に関する事項」「書くこと」の内容に成果が見られました。
▽成果が見られた問題
・行書の特徴を理解しているかどうかをみる問題
・目的や意図に応じて、集めた材料を整理し、伝えたいことを明確にすることができるかどうかをみる問題

▽課題が見られた問題
・文章と図とを結び付け、その関係を踏まえて内容を解釈することができるかをみる問題

◎今後の対応
示されている図表などが、文章のどの部分と関連しているのかを確認するなどして、書き手の伝えたい内容をより正確に読み取ることや、図表を示すことで文章にどのような効果がうまれているのかを考える活動を取り入れます。

◇中学校数学では
「関数」の領域で成果が見られました。
▽成果が見られた問題
・二つのグラフとy軸との交点について、事象に即して解釈することができるかどうかをみる問題
・問題場面における考察の対象を明確に捉え、正の数と負の数の加法の計算ができるかどうかをみる問題

▽課題が見られた問題
・連続する二つの偶数を文字を用いた式で表すことができるかどうかをみる問題
・図形に関して筋道を立てて、証明することができるかどうかをみる問題
・「記述式」の問題形式

◎今後の対応
数量および数量の関係を捉え、文字を用いて表現する活動において、nに具体的な整数を代入し、条件を満たしているかを確認できるようにします。さらに、連続する奇数など、条件を変えて表現する活動を取り入れていきます。また、証明の方針を立て、それに基づいて、対応する辺や角の大きさについて分かることを整理したり、合同を示すために必要な条件を満たす関係を見いだしたりする場面を設定する学習活動を丁寧に行っていきます。

◇生徒質問調査では
「ICTを活用した学習状況」に成果がみられました。
▽成果が見られた項目
・ICT機器を活用して、友達と考えを共有したり比べたりしている
・学校に行くのは楽しい

▽課題が見られた項目
・授業で自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表している。

◇学校質問調査では
「生徒自らが学級やグループで課題を設定し、その解決に向けて話し合い、まとめ、表現するなどの学習活動を学ぶ校内研修を行っている」に成果が見られました。

問合せ:教育指導課
【電話】58-5111
【電話】75-3111
(代表)

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