広報紙をとおして、水戸の魅力を知って、もっと水戸を好きになってほしい―
そんな熱い思いを持つ水戸の魅力発見隊が「つい誰かに話したくなる水戸の魅力」をお伝えします!
■パリオリンピック金メダリスト 永野雄大選手の出身地
「永野選手、金メダル獲得おめでとうございます!」
7月26日~8月11日、フランス・パリを中心に、パリ2024オリンピックが開催されました。
フェンシング男子フルーレ団体に出場し、金メダルを獲得した永野雄大選手。永野選手は水戸市出身で、浜田小学校、第三中学校で学びながら、フェンシングに情熱を燃やしてきました。
永野選手は、元フェンシング選手である父親の義秀さんの影響で、小学1年生の時にフェンシングを始めました。練習や試合をする中で、得点を取るたびにランプがつくのが楽しくなり、フェンシングの面白さに気づいてからは、自身の能力がどんどん開花していきました。
帝京高校を経て中央大学在学中には、全日本フェンシング選手権大会男子フルーレ個人で初優勝し、その後も国内外で輝かしい成績を収めました。
令和3(2021)年の東京オリンピックに出場した際は、惜しくも4位となり、メダルには届きませんでした。
パリオリンピックでは、決勝のイタリア戦の終盤、重要な局面で出場し、相手との点差を広げ、金メダル獲得に大きく貢献しました。
■水戸市に凱旋した永野選手にインタビュー!
8月21日、表敬訪問に来てくださった永野選手にお話を伺いました。
Q パリオリンピックにはどのような気持ちで臨みましたか?
東京オリンピックに出場したときは初めての参加だったのでとても緊張しました。パリオリンピックでは、普段の練習から、本番の緊張を想定して、考えなくても動けるよう、練習を積み重ねました。本番では、練習したことを出すことに集中し、力を発揮することができました。
Q 決勝の重要な場面で、どのような気持ちで舞台に立ちましたか?
決勝に出ることは想定していましたが、監督から告げられたのは、試合の2時間前でした。ここまで拮抗した状況での出場とは思っていなく、とても緊張しましたが、相手も緊張している中で、相手の動きを読みながら、自分から積極的に攻めていくことを意識しました。
Q オリンピックで金メダルを獲るまでの道のりを教えてください。
フェンシングが好きすぎて、フェンシングがうまくなりたいという気持ちがとても強く、気づいたらオリンピックでメダルをとれるようになっていました。好きなことを見つけて、努力することが大切だと思います。
Q 挫折しそうになったときはありますか?
何回もありますが、フェンシングをするのが好きだったので、どうして自分が今のような心境になっているのか考えて、解決する方法を見出していました。
モチベーションが戻るまで、徹底的に考え、ただひたすら練習しました。
Q 水戸での印象に残る思い出と水戸の好きなところはありますか?
千波湖の広場で、友達と野球などをして遊んだことはとても楽しい思い出です。
水戸の好きなところは、田舎なところと都会なところが混在しているところです。帰ってくるとホッとします。
Q 水戸の皆さんに一言、お願いします。
パリオリンピックでは、水戸の皆さんの応援のおかげで、金メダルという結果を出すことができたと思います。
4年後にはロサンゼルスオリンピックがあり、個人と団体でそれぞれ金メダルを獲ることが目標です。2つの金メダルを獲得し、水戸に帰ってくることができるように頑張りますので、引続き、応援をお願いします!
◇PROFILE
25歳。浜田小学校、第三中学校出身。
2019年 全日本フェンシング選手権大会 フルーレ個人…優勝
2021年 東京2020オリンピック フルーレ団体…4位
2021年 全日本フェンシング選手権大会 フルーレ個人…優勝
2024年 フェンシングワールドカップフルーレ団体…準優勝
2024年 パリ2024オリンピック フルーレ団体…優勝
問合せ:みとの魅力発信課
【電話】232-9107
<この記事についてアンケートにご協力ください。>