■最初に誕生した市
明治維新後、明治4(1871)年に、藩を廃止し、府や県とする廃藩置県が行われ、水戸県となりました。同年11月13日には、笠間県など、数県を合わせて茨城県が誕生しました。
明治22(1889)年4月1日、横浜市など30市とともに全国で初めて市制を施行。市制施行に際して、市としての基準の人口(25,000人以上)に達していなかったため、上市、下市のほか、常磐、細谷、吉田、浜田4か村の各一部を合併し、水戸市が誕生しました。
この時の市域面積は、6.17平方キロメートル、人口は、25,591人。市役所は、はじめ鉄砲町(現在の五軒町付近)に置かれましたが、その後、柵町(現在の三の丸)に移転しました。
「明治22年4月1日に市制施行した市のうち、関東では水戸と横浜だけだったんだ!」
■日本のビスケット発祥の地
水戸藩士で、蘭医の柴田方庵が長崎留学中に、オランダ人からビスケットの作り方を学び、安政2(1855)年2月28日に、その作り方を書いた「パン・ビスコイト製法書」を、水戸藩の萩信之介に送った史実があります。「ビスコイト」とはポルトガル語で、ビスケットのことです。
このことを日記に書き記した『方庵日録』は今でも残っており、これが日本でビスケットがつくられたことが明確に分かる最も古い記録です。この史実などに基づき、全国ビスケット協会では、毎年2月28日を「ビスケットの日」としています。
「伝来当時のビスケット(ビスコイト)は、今のビスケットとは違うんだね!」
■オセロ発祥の地
オセロの原型が生まれたのは、終戦直後の昭和20(1945)年9月。旧水戸中学校(現水戸一高)に通っていた、長谷川五郎さんが発案しました。相手の石を囲んだら取る囲碁の碁石を使い、相手の石を挟んだら取るというルールを思いつきます。友人の間で話題となり、休み時間に流行っていきました。
最初のオセロは、挟んだら黒石、白石を全部その都度取り変えていましたが、手数がすすむにつれて大変な作業になるので、ひっくり返せるようボール紙を使用するようになりました。
長谷川さんは、就職し、結婚して、妻や会社の社員などに、囲碁や将棋などのルールを教える機会がありました。しかし、教えていた妻や社員は、その難しさにすぐに挫折してしまいます。そこで、かつて発案したオセロを思い出します。牛乳ビンのふたで駒を作り、妻に示すと夢中になり、オセロ道具一式を会社へ持っていくと、社員たちはオセロを楽しむようになりました。
その後、試作品を玩具メーカーに持ち込み、昭和48(1973)年4月29日に「オセロ」という登録商標で販売され、人気が広まっていきました。
「☆」は「隅(すみ)」って言うよ。常に狙ってね!
「X(エックス)」はできるだけ打たないようにすると、勝率がアップするみたい!
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
◇オセロの石のヒミツ
囲碁の碁石からオセロの原型が生まれたあと、長谷川五郎さんは飲んだ牛乳ビンのフタを利用して、オセロの石を作りました。今の学校給食は牛乳パックになっていますが、当時は牛乳といえばビンであり、フタはプラスチックではなく紙でした。
◇オセロの名前の由来
「オセロ」の名前の由来は、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「オセロ」。
黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に、敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえて命名されました。名付け親は、長谷川五郎さんの父、茨城大学名誉教授でイギリス文学者だった長谷川四郎さんです。
盤面は、戯曲「オセロ」の戦いの舞台、緑の平原をイメージしてつくられたと言われます。
■水戸のまちで「水戸っぽさ」がし
水戸の魅力発見隊は、「水戸っぽさ」があるものを探しに行くようです
◇水戸市役所
・おっ!こんなところに大きなオセロが!
・マスの数が違う!わお、鳥が来た!
・水戸市の鳥 ハクセキレイ
・私「ハクセキレイ」がご案内します!
8×8マス盤は、本格的にお楽しみになりたい方に。
4×4マス盤は、初めてオセロをする方や小さいお子様に。
6×6マス盤は、ちょっとお時間ある方に。
おすすめですよ!!
◇水戸駅
・納豆だ~
・ん、何か書いてあるぞ。「水戸納豆が有名になったのは明治時代水戸駅ホームで土産として販売されるようになってから」なんだって!
◇水戸駅周辺~南町
・マンホールに梅の花が書いてある!
・こっちは色がついてるよ。
・ここにはみとちゃんのマンホールが!
・市内には、水戸ならではのマンホールがいろいろあるんです!
◇南町
・あっ!黄門さまだ!
・ん?横の印籠にボタンがついてる!押してみよう~
・黄門さまがしゃべった!
・実は、四季によって話す言葉が違うんですよっ
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水戸にはまだまだお宝(魅力)があるのです。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
問合せ:みとの魅力発信課
【電話】232-9107
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